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「すりすり」「けりけり」「くねくね」よく見る猫のしぐさの心理を専門家に聞いた

かわいらしい猫のしぐさを見ていると、胸がキュンキュンしますよね。そのなかから今回は「すりすり」「ちょいちょい」「くねくね」「けりけり」の4つに注目。それぞれどんな気持ちがこめられているのか、獣医師の菊池亜都子先生に教えていただきました。

1. すりすり

すりすりうっとりするキジトラMIXの愛ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
口まわりやしっぽの付け根など、猫の体にはニオイの分泌腺があります。これを物や場所にこすりつける(=マーキングする)ことで縄張りを守ったり、「自分のもの!」と主張したりするのですが、「すりすり」もその一種。自分のニオイに包まれることで安心するほか、人や同居猫には距離を縮めるための挨拶ですることもあるようです。

2. ちょいちょい

ちょいちょいするキジトラMIXのふくちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が前足でモノに触れるのは、本来、獲物を捕まえたときに生きているかを確認する行動といわれています。前足の肉球にはセンサーのような機能があるため、ちょいちょいと軽く触れることで、対象の温度や動きを感知することができるのです。

3. くねくね

お腹を見せるスコのレーヴくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が、飼い主さんやほかの猫に急所であるお腹を見せるのは、敵意がないことの証。リラックスしきっていると考えられます。その状態で相手に向かってくねくねと体を動かすときは、一緒に遊んでほしいとアピールしているのでしょう。

4. けりけり

けりけりするペルシャのぽこくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
獲物を捕まえるとき、猫は暴れる獲物を前足で押さえ、後ろ足で蹴ってダメージを与えます。このしぐさこそ「けりけり」で、とても興奮している状態です。飼い猫は獲物を仕留めることはありませんが、“狩り”に見立てた遊びの真っ最中に見られやすいでしょう。
しぐさに隠された気持ちを読み解くと、愛猫のことがもっと愛おしくなりそうですね。
お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師 獣医行動診療科認定医)
参考/「ねこのきもち」2020年6月号『15のしぐさに秘められたねこのきもち』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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