猫と暮らす
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生まれてまもない子猫を迎えたら、すぐに開始すべき「3つのお世話」とは
授乳期の子猫はまだ自力で何かをすることができないため、命を守るためにも、人がしっかりお世話をしてあげる必要があります。そこで今回は、授乳期の子猫を迎えたときにすぐ開始すべき3つのお世話について、獣医師の長谷川諒先生に伺いました。
授乳期の子猫にすぐ必要な3つのお世話とは
生後1カ月未満の授乳期は、子猫は自力で食事や排泄をすることができません。母猫にくっついておっぱいを飲んだり、お尻をなめてもらったりしてお世話してもらいます。
そのため、生後1カ月未満の授乳期の子猫を保護したり、迎え入れたりした場合は、まずは「体温保持」「哺乳」「排泄」の3つのお世話をすることが重要です。子猫が1カ月半を過ぎて自分で食べられるようになるまでは、この3つのお世話を母猫に代わって行ってあげてください。
保護した子猫が衰弱している場合は、動物病院で相談するようにしましょう。
そのため、生後1カ月未満の授乳期の子猫を保護したり、迎え入れたりした場合は、まずは「体温保持」「哺乳」「排泄」の3つのお世話をすることが重要です。子猫が1カ月半を過ぎて自分で食べられるようになるまでは、この3つのお世話を母猫に代わって行ってあげてください。
保護した子猫が衰弱している場合は、動物病院で相談するようにしましょう。
体温保持の方法・注意点
ここからは、3つのお世話の具体的なやり方についてご紹介していきます。
生後1週間くらいの子猫は、まだ自分で体温調節することができず、通常は母猫の体にくっついて体温を保持しています。
母猫に代わって育てる場合は、子猫の寝床を母猫の体温に近い30~35℃に調整して、保温できるようにしてあげてください。室温は24~25℃にキープし、寝床にはペット用ヒーターや湯たんぽなどを入れてあげるとよいでしょう。やわらかい素材のものを寝床に敷いて少し埋もれさせるようにしてあげると、温かく、子猫も安心して眠れますよ。
なお、ペット用ヒーターなどに子猫が直接触れていると、低温やけどをするおそれがあります。タオルで包んだり、段ボール箱の外側に張りつけたりと、子猫が直接触れないよう間接的に使用してください。熱くなり過ぎない機能がついたものを選ぶのも大切です。
生後1週間くらいの子猫は、まだ自分で体温調節することができず、通常は母猫の体にくっついて体温を保持しています。
母猫に代わって育てる場合は、子猫の寝床を母猫の体温に近い30~35℃に調整して、保温できるようにしてあげてください。室温は24~25℃にキープし、寝床にはペット用ヒーターや湯たんぽなどを入れてあげるとよいでしょう。やわらかい素材のものを寝床に敷いて少し埋もれさせるようにしてあげると、温かく、子猫も安心して眠れますよ。
なお、ペット用ヒーターなどに子猫が直接触れていると、低温やけどをするおそれがあります。タオルで包んだり、段ボール箱の外側に張りつけたりと、子猫が直接触れないよう間接的に使用してください。熱くなり過ぎない機能がついたものを選ぶのも大切です。
人工哺乳の方法・注意点
子猫が生後3週間までは、ミルクだけで育つ期間です。体重が200gを超えるまでは日中2時間おきくらい、子猫が鳴くのを合図に哺乳を行いましょう。
哺乳するミルクの量は、出生時~4日までは3~5ccの量を1日6~8回、5日~1・2週は6~10ccの量を1日5~6回と、週齢によって異なるので注意してください。
哺乳するミルクの量は、出生時~4日までは3~5ccの量を1日6~8回、5日~1・2週は6~10ccの量を1日5~6回と、週齢によって異なるので注意してください。
人工哺乳のやり方
猫の体温と同じくらいに温めた子猫用ミルクを、哺乳びんやスポイトを使って与えていきます。子猫の上体を少し起こして口を開けさせたら、数滴ずつ舌にミルクを垂らしていきます。ミルクが気管に入って誤えんしないよう、仰向けにしたり、無理に流し込んだりしないようにしてくださいね。
排泄補助の方法・注意点
子猫は3週齢前後までは、母猫にお尻をなめて肛門を刺激してもらって排泄を行います。
人が行う場合は、ぬるま湯に浸したガーゼで、肛門近くを軽くトントンとたたいて刺激してあげましょう。排便・排尿の補助は、腸の働きが活発になりやすい食後に行うのがおすすめです。
なお、3日以上ミルクを飲まなかったり、排便の補助を行っても便秘が続いたりする場合は、動物病院へ連れていってください。
人が行う場合は、ぬるま湯に浸したガーゼで、肛門近くを軽くトントンとたたいて刺激してあげましょう。排便・排尿の補助は、腸の働きが活発になりやすい食後に行うのがおすすめです。
なお、3日以上ミルクを飲まなかったり、排便の補助を行っても便秘が続いたりする場合は、動物病院へ連れていってください。
授乳期の子猫を迎えたときは、本来母猫が行うはずだった体温保持、哺乳、排泄を、母猫のお世話に近い環境で行うことが大切です。子猫の命と健康を守るためにも、しっかりお世話してあげましょう。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】授乳期の子猫を迎えたら…お世話の方法や必要なグッズを解説』(監修:きたじま動物病院 長谷川諒先生)
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/宮下早希
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