猫と暮らす
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身近な観葉植物で中毒を起こすことも 猫が食べてはいけない植物と食べたときの症状
家に観葉植物などのグリーンがあると、癒されるという人も多いのではないでしょうか。ところが身近な植物の中には、猫が口にすると危険なものがあるのだそう。
猫の誤食でよく中毒が起きる植物について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
猫の誤食でよく中毒が起きる植物について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
【獣医師解説】猫の誤食でよく中毒が起きる植物とは?
――猫の誤食でよく中毒が起きる植物について教えてください。
岡本先生:
「ユリ科の植物(ユリ、チューリップ等)やナス科の植物(トマト、チョウセンアサガオ等)は毒性が強く、誤食の相談も多い印象があります」
岡本先生:
「ユリ科の植物(ユリ、チューリップ等)やナス科の植物(トマト、チョウセンアサガオ等)は毒性が強く、誤食の相談も多い印象があります」
ユリ科の植物(ユリ、チューリップ等)
――ユリは切り花として室内に飾ることも多いですよね。毒性や症状について教えてください。
岡本先生:
「猫が口にした場合、急性腎不全による嘔吐、下痢、呼吸困難、手足のしびれ、全身麻痺など、命にかかわるケースも少なくありません。全体に毒性があり、生けている花瓶の水も中毒の原因になることがあります」
岡本先生:
「猫が口にした場合、急性腎不全による嘔吐、下痢、呼吸困難、手足のしびれ、全身麻痺など、命にかかわるケースも少なくありません。全体に毒性があり、生けている花瓶の水も中毒の原因になることがあります」
ナス科の植物(トマト、チョウセンアサガオ等)
――トマトはベランダなどで栽培している場合もありますね。こちらも毒性や症状について教えてください。
岡本先生:
「葉や茎、青い実に毒性があります。猫が口にした場合、嘔吐や下痢、ふらつきなどが起こることが考えられます」
岡本先生:
「葉や茎、青い実に毒性があります。猫が口にした場合、嘔吐や下痢、ふらつきなどが起こることが考えられます」
身近な観葉植物にも注意を!
そのほかにも、猫が口にしないよう注意が必要な観葉植物をご紹介します。
ポトス
ツルを切って水に挿すだけで増えるポトスは、葉や茎に毒性があり、猫が口にすると口の中が腫れて激しい痛みも生じます。猫が届く場所で栽培するのは避けましょう。
アイビー
ツル性の常緑樹・アイビーは、全体、とくに葉や果実に毒性があり、猫が口にした場合、嘔吐や下痢、腹痛のほかにも、口の中が乾いたりよだれが出たりすることも。
植物に気をつけて!
猫を飼っている家に植物を置く場合は、植物の種類や置き場所にも注意が必要ですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫が食べてしまうと危険なものを知ろう~猫が食べると危険な植物、誤食しやすいもの』
取材・文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫が食べてしまうと危険なものを知ろう~猫が食べると危険な植物、誤食しやすいもの』
取材・文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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