同じ猫でも猫種によって大きさは異なります。そこで今回は、メインクーンを大きな猫種の代表例に、シンガプーラを小さな猫種の代表例に挙げ、体重・足の幅・顔の幅、3つの大きさの違いについて、猫写真家で猫研究家の石原さくらさんにお話を伺いました。
そもそもメインクーンとシンガプーラってどんな猫?
まずは、メインクーンとシンガプーラの特徴をみていきましょう。
大きな猫代表・メインクーンとは
体が大きく筋肉質なメインクーンは、豊かな長毛に覆われ、とくにしっぽの毛量が多いのが特徴です。祖先はアメリカの開拓者がヨーロッパから連れてきた長毛の猫とされ、ネズミを退治するワーキングキャットとして人々と暮らしてきた歴史をもっています。
小さな猫代表・シンガプーラとは
大きな瞳と耳がかわいらしいシンガプーラ。体は筋肉質で見た目より重量があり、絹のような手触りの短い被毛が特徴です。シンガポールで暮らしていた猫をルーツにもち、公認猫種のなかでは「世界最小」といわれています。
メインクーンとシンガプーラの大きさの比較(1)体重
ここからは大きさの比較です。まずは、メインクーンとシンガプーラの体重の違いをみてみましょう。
メインクーンの体重
メインクーンの成猫時の標準体重は、約5.4~10kgとされています。
シンガプーラの体重
シンガプーラの成猫時の標準体重は、約1.6~3.6kgとされています。
メインクーンとシンガプーラの大きさの比較(2)前足の幅
続いては、メインクーンとシンガプーラの前足の幅を比較してみましょう。
メインクーンの前足の幅
メインクーンの前足の幅は、約5cmとされています。
シンガプーラの前足の幅
シンガプーラの前足の幅は、約2.7cmとされています。
メインクーンとシンガプーラの大きさの比較(3)顔の幅
最後に比較するのは、メインクーンとシンガプーラの顔の幅です。
メインクーンの顔の幅
メインクーンの顔の幅は、約16cmとされています。
シンガプーラの顔の幅
猫の体の大きさには個体差がありますが、メインクーンとシンガプーラを比べてみると、大きさの違いは歴然でしたね。ちなみに、大きな猫種としては、ラガマフィンやラグドール、サイベリアンなどが、小さな猫種としてはマンチカンやミヌエット、ペルシャなどが知られているので、サイズ感などをチェックしてみてはいかがでしょうか。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家)
参考/「ねこのきもち」2023年10月号『かわいさは一緒♡でもいろいろ違った! 大きな猫種と小さな猫種』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。