猫と暮らす
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猫たちそれぞれの幸せのために 猫の複数飼いで飼い主が心がけるべきことは
猫を複数匹飼育しているご家庭も少なくないですよね。しかし、猫はもともと群れを作らずに単独行動をする動物なので、限られた空間の中で同時に生活をさせる場合、必ずうまくいくとは限りません。
猫を複数匹飼育するうえで大切なのが「QOL」です。QOLとは「クオリティ オブ ライフ」の略語で「生活の質」を意味します。猫を複数飼いしている飼い主さんは、飼育している猫たちそれぞれのQOLを下げないようにしなければならないのです。
そこで今回は、猫を複数飼いするうえでQOLを下げないようにするコツを、獣医師の菊池亜都子先生に伺いました。
猫を複数匹飼育するうえで大切なのが「QOL」です。QOLとは「クオリティ オブ ライフ」の略語で「生活の質」を意味します。猫を複数飼いしている飼い主さんは、飼育している猫たちそれぞれのQOLを下げないようにしなければならないのです。
そこで今回は、猫を複数飼いするうえでQOLを下げないようにするコツを、獣医師の菊池亜都子先生に伺いました。
家のあちこちに居場所を作る!
猫には、安心してくつろげる場所と、何かがあったときに避難できる場所が必要です。複数飼いの場合は、猫ごとにそういった居場所を用意してあげましょう。
猫が1匹で休める程度のスペースがある場所を、高さを変えて家のあちこちに配置するのがポイントです。
猫が1匹で休める程度のスペースがある場所を、高さを変えて家のあちこちに配置するのがポイントです。
ケンカになりそうなときはすぐに引き離す!
関係が悪くない猫同士だったとしても、険悪なムードになることはありますよね。唸りながらにらみ合っているなど、ケンカに発展しそうな雰囲気を感じ取ったら、声をかけたりおやつで気を引いたりして、速やかに猫同士を引き離しましょう。
もしケンカが始まってしまった場合、人が手を出すのは危険です。2匹の間にクッションを投げるなどして対処してください。
もしケンカが始まってしまった場合、人が手を出すのは危険です。2匹の間にクッションを投げるなどして対処してください。
飼い主さん主導の遊び時間を猫ごとに設ける!
活発な若い猫は、高齢の猫にとってときに迷惑な存在になることがあります。若い猫のエネルギーを発散させるためにも、飼い主さんがおもちゃなどを使って遊び相手になってあげましょう。また、複数の猫を一気に遊ばせるのはなかなか難しいので、1匹ずつ相手をしてあげてください。
猫トイレは複数設置!
排せつに神経質な猫の場合は、同居猫が近くにいると落ち着いてトイレで排せつができないことがあります。また、トイレの中にほかの猫の排せつ物が残っていると、そのトイレを使いたがらない猫も。
粗相をしたりオシッコの病気の原因になったりしないように、それぞれの猫が好むトイレ環境を整えてあげましょう。
粗相をしたりオシッコの病気の原因になったりしないように、それぞれの猫が好むトイレ環境を整えてあげましょう。
猫を複数匹飼育するのなら、それぞれの猫が幸せに生活できる環境を整えてあげることが大切です。普段の生活を見直して、ご紹介した4つのポイントが実践できているかを再確認してみましょう。
お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師)
参考/「ねこのきもち」2019年12月号『どの猫も幸せでなくてはいけないから 考えたい!複数飼いのQOL クオリティ・オブ・ライフ』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2019年12月号『どの猫も幸せでなくてはいけないから 考えたい!複数飼いのQOL クオリティ・オブ・ライフ』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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