猫と暮らす
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猫も急に寒くなると体調を崩す? 獣医師がその主な理由3つを解説
季節の変わり目には、人と同じように猫も体調を崩しやすくなります。
2023年6月に『ねこのきもち』で実施した「秋(気温が急に下がった頃)に、愛猫が不調だと感じたことはありますか?」というアンケートによると、およそ4分の1の飼い主さんが「ある」と回答されました。さまざまな不調の総数ではありますが、体調不良を起こす猫の割合としては多いと考えられます。
そこで今回は、猫が寒暖差で体調を崩しやすくなる3つの理由を、獣医師の小林清佳先生に伺いました。
2023年6月に『ねこのきもち』で実施した「秋(気温が急に下がった頃)に、愛猫が不調だと感じたことはありますか?」というアンケートによると、およそ4分の1の飼い主さんが「ある」と回答されました。さまざまな不調の総数ではありますが、体調不良を起こす猫の割合としては多いと考えられます。
そこで今回は、猫が寒暖差で体調を崩しやすくなる3つの理由を、獣医師の小林清佳先生に伺いました。
猫は人よりも寒さを感じるのが早いから
秋の気候は「日中の暑さが落ち着いて過ごしやすくなった」と感じる人が多いはず。朝晩は気温が下がるときもありますが、衣服を1枚羽織るなどして、自分で調節することができますよね。
しかし、猫は人よりも寒さに弱く、人が心地いいと感じる秋頃からすでに寒さを感じています。衣服での体温調節もできないので、気温が下がる朝晩の時間帯に体が冷え、体調を崩すことがあるようです。
しかし、猫は人よりも寒さに弱く、人が心地いいと感じる秋頃からすでに寒さを感じています。衣服での体温調節もできないので、気温が下がる朝晩の時間帯に体が冷え、体調を崩すことがあるようです。
1日の気温差に体の調節機能がついていけないから
1日の寒暖差が大きいと、体温調節を担う自律神経(交感神経と副交感神経)に負担がかかることがわかっています。
寒いときは交感神経、暑いときは副交感神経が優位になりますが、頻繁な切り替えが必要になると調整機能がついていけず、結果自律神経が乱れてしまうことも。自律神経が乱れると、ホルモンバランスが崩れたり免疫力が下がったりして、猫の体調に悪影響が出るケースがあります。
寒いときは交感神経、暑いときは副交感神経が優位になりますが、頻繁な切り替えが必要になると調整機能がついていけず、結果自律神経が乱れてしまうことも。自律神経が乱れると、ホルモンバランスが崩れたり免疫力が下がったりして、猫の体調に悪影響が出るケースがあります。
気圧の変化が体に影響することもあるから
秋は気圧配置が大きく変化する季節なので、天候も気温も安定しません。
人は気圧の変化によって、頭痛、めまい、耳鳴りなど、いわゆる“気象病”と呼ばれる症状が出ることがありますが、猫も人と同じように、気圧の変化によって何らかの不調を感じることがあるのではないかと考えられています。
人は気圧の変化によって、頭痛、めまい、耳鳴りなど、いわゆる“気象病”と呼ばれる症状が出ることがありますが、猫も人と同じように、気圧の変化によって何らかの不調を感じることがあるのではないかと考えられています。
寒暖差や気圧の変化が強く出る秋頃は、猫にとって不調を引き起こしやすい季節だといえます。愛猫の体調を気にかけ、少しでも気になることがあればはやめに動物病院で相談をしてくださいね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2023年11月号『体調を崩しやすい季節です 秋の猫と寒暖差 マッサージによるケアも紹介!』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※アンケート結果は「ねこのきもち作り隊」278名の回答を集計したものです(2023年6月実施)。
参考/「ねこのきもち」2023年11月号『体調を崩しやすい季節です 秋の猫と寒暖差 マッサージによるケアも紹介!』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※アンケート結果は「ねこのきもち作り隊」278名の回答を集計したものです(2023年6月実施)。
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