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もらしてしまうほどビビりな猫でも動物病院に行くべき? 猫飼いが猫のために知っておきたいこと

獣医療の進歩により、猫も長寿化が進んできています。とはいえ、健康に長生きするためには、飼い主さんによる日頃のお世話が大切です。今回は、愛猫の心や体に関する心配事について、獣医師の藤井仁美先生に教えていただきました。

1匹では寂しそう……もう1匹迎えるべき?

キジトラのチョムくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
質問
1匹で暮らしていると寂しそうに見えますが、もう1匹迎えるべきでしょうか?

先生からの回答
まずは、先住猫が本当に寂しいと感じているのか、見守りカメラなどを使用して、1匹で過ごす様子を確認してみてください。粗相をしたり、大声で鳴いたりする様子が見られず、リラックスしているのであれば、1匹の生活を楽しんでいるのでしょう。
新しい猫を迎えることが必ずしも解決策になるとは限らないため、猫の性格などを考慮して検討してみてください。

シニア期になると性格が変わる?

マンチカンのたびくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
質問
シニア期に入ると、性格は気難しくなるのでしょうか?

先生からの回答
7才を迎えると、体の機能が少しずつ低下するため、その不快感にイライラしてしまう猫もいるようです。実際に、7才以降に発症しやすい認知症のチェック項目のひとつに「攻撃性が上がる」があります。
自然の変化なので、あまり悲観せずにその変化も受け入れていきましょう。

動物病院には行かなくちゃいけないの?

ラガマフィンのLanaちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
質問
動物病院に行くとおもらしをしてしまうほどビビりな性格でも、動物病院の受診は必要でしょうか?

先生からの回答
最低限の健康診断は受けてほしいと考えますが、その頻度は獣医師と相談してもいいでしょう。
動物病院によっては、猫を落ち着かせるための鎮静薬やサプリを処方してくれることもあります。
しかし、長い目で見たときに、キャリーに入ることや知らない人が触ることなどには、ゆっくりでいいので慣れさせておくと安心です。

若いうちからの予防は大切?

マンチカンのももちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
質問
若いうちから病気を予防するようなフードを与えたほうがいいのでしょうか?

先生からの回答
近年はフードの種類も豊富になり、病気の予防が期待できるものも出てきているため、対策のひとつとして取り入れるのはいいでしょう。しかし、信頼性があるものなのか、愛猫にあっているのかなどの見極めは必要です。自分だけで判断せず、獣医師と相談することをおすすめします。
日常生活のなかでの気になることについて、先生に回答していただきました。解決しづらい問題は、かかりつけの獣医師の先生に相談してみてくださいね。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2023年10月号『今からできることばかり 猫の健康長寿 秘訣は「食う」「寝る」「遊ぶ」にあった!』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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