猫と暮らす
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猫の動体視力は人の約4倍 誰かに言いたくなる猫の「五感」トリビア
そこで今回は、猫がもつ嗅覚・味覚・聴覚・視覚・触覚の5つの感覚、「五感」の特徴やしくみについて、哺乳動物学者 の今泉忠明先生にお話を伺いました。
猫の五感の特徴やしくみを知って猫との暮らしをよりよいものに
猫にとってはふだんと変わらない生活が落ち着き、安心できるものですが、そうしたなかでも小さな変化を加えていくことは大切です。とくに外での暮らしを経験している保護猫などの場合は、家の中でただのんびりと過ごしているだけだと、物足りなく感じることがあるかもしれません。
猫との生活をよりよいものにするためにも、猫の本能的な感覚を磨けるようなお世話や環境づくりを目指しましょう。
猫がもつ五感について知ろう
猫の五感(1)嗅覚
たとえば、ニオイをかいで安全か危険かを判断したり、ニオイからほかの猫や動物の痕跡を知ったりするなど、猫が行動する際の重要な情報源となっているのです。
猫の五感(2)味覚
また、猫は子猫期に与えられたフードの味を「安全」と学習し、その味を好むなど特定の味にこだわる傾向もあります。「猫はグルメ」といわれるのはこのためでしょう。
猫の五感(3)聴覚
また、猫の耳の根元には発達した約30本(人の約5倍)の筋肉があり、耳を自在に動かすことによって音源を捉え、その位置や正体を探り当てることもできます。
猫の五感(4)視覚
また、猫は動いているものを見分ける動体視力が人の約4倍という説があり、動くものにはとても敏感です。ただし、猫の目は近視(0.04~0.3程度)で、動きのないものにはあまり反応しないでしょう。
猫の五感(5)触覚
また、ヒゲはすべてが敏感な触毛で、風向きや物の動きを捉えるほか、触れたものまでの距離を測る機能もあります。猫が狭い場所でもすいすいと通り抜けられるのはこのためです。
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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