猫と暮らす
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迎える前に慎重に考えて 猫を飼うのをあきらめてほしいケースとは
猫との生活はとても素晴らしいものですが、同時に飼い主としての責任も伴います。猫を幸せにできる飼育環境を整えられるのか、慎重に考えて決断しましょう。今回は、「猫を飼うのをやめたほうがよいケース」について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
ケース1:猫を飼える環境が整っていない
猫を迎えるにあたり、猫が暮らしやすい環境を整える必要があります。もし現在、ご自身が以下のような環境で生活されているのであれば、猫にふさわしい環境を整えられるまで、お迎えは待ったほうがよいでしょう。
猫の飼育に適さない環境
- ペット不可の物件に住んでいる
- 猫が上下運動できる環境を確保できない
- 路線沿いなど猫の苦手な大きい音がずっと聞こえる(防音の工夫ができる場合は飼育も可能です)
- 猫が外に出られる環境(事故にあったり近隣トラブルになったりする可能性があります)
- 部屋の広さに対して猫が過密になってしまう環境
ケース2:飼い主さんに余裕がない
猫と暮らすには、日々のお世話や猫のための支出が必要になってきます。
そのため、猫にかける時間的・精神的・金銭的な余裕がない場合は、猫のお迎えは控えたほうがよいでしょう。
猫を飼育できる条件が揃わない状態でお迎えしてしまうと、猫にストレスがかかり、病気や問題行動につながるリスクがあるため、飼い主さんにとっても予想している以上の負担がかかることが考えられます。
そのため、猫にかける時間的・精神的・金銭的な余裕がない場合は、猫のお迎えは控えたほうがよいでしょう。
猫を飼育できる条件が揃わない状態でお迎えしてしまうと、猫にストレスがかかり、病気や問題行動につながるリスクがあるため、飼い主さんにとっても予想している以上の負担がかかることが考えられます。
ケース3:周囲に協力してもらえる人がいない
猫を生涯幸せにするには、周囲の協力も必要です。
周囲に理解者がいれば、忙しいときや自宅を一定期間留守にする際に猫のお世話を頼めるほか、いろいろな困ったことを相談できるだけでも助かるでしょう。しかし、このような理解者がいない場合は、すべて飼い主さん自身で解決しなければならず、負担が大きくなると考えられます。
周囲に理解者がいれば、忙しいときや自宅を一定期間留守にする際に猫のお世話を頼めるほか、いろいろな困ったことを相談できるだけでも助かるでしょう。しかし、このような理解者がいない場合は、すべて飼い主さん自身で解決しなければならず、負担が大きくなると考えられます。
迎える前に、まずは猫との生活をシミュレーションして
猫と一緒に暮らそうと思ったら、まずはいろいろ調べたうえで猫との生活をシミュレーションしてください。飼う前に動物病院で相談するのもよいでしょう。猫との1日、猫との1年、猫との20年をシミュレーションしたうえで、家族としてお迎えできるのかどうか、慎重に検討しましょう。
猫との生活には、楽しさや幸せと同時に大きな責任が伴います。迎えた猫を生涯幸せにできるのか、さまざまな角度から慎重に検討したうえで決断してください。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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