猫と暮らす
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災害や万が一のときにも役立つ「愛猫に関するメモ」 体重や性格、通院歴など改めて書いておきたいことは
そこで今回は、愛猫にまつわる情報でメモしておきたいことについて、獣医師・小林清佳先生と猫との防災対策のプロ・香取章子さんにお話を伺いました。
基礎疾患や見た目の特徴といった愛猫のプロフィール
たとえば、人に預けるときに必ず伝えておきたいのが、愛猫の基礎疾患の有無。与えている療法食や薬、サプリメントなどがある場合は、商品名も書き留めておきましょう。また、愛猫の基礎疾患が診断された年齢や、生活するうえで気をつける点などがあれば、それもメモしておくと安心です。
さらに、愛猫の見た目の特徴、性格やクセなどをメモするのもポイント。写真ではわからないような見た目の特徴を書いておくと、万一愛猫とはぐれてしまったときに捜す際の手掛かりになることがあります。また、性格やクセに関する情報は、ほかの人がお世話するときの参考になるでしょう。
愛猫の体重・おう吐の回数・排泄物といった健康状態
体重は2週間に1回程度測定し、増減があったら記録しておきましょう。1カ月で体重が5%増減したら病気の疑いがあります。おう吐は回数のほか、毛玉・フード・胃液など、おう吐物の内容をメモしてください。気になるおう吐物はほぐしてスマホで撮影し、保存しておくのがおすすめです。
また、排泄物はいつもと違うなど、心配なときだけメモするとよいでしょう。ウンチは硬さ・量・頻度などを記録し、スマホで撮影・保存を。オシッコは回数・量・色などを記録しましょう。体重やおう吐、排泄物以外でも、心配な健康状態がある場合は、症状や気づいたことをメモするとよいですね。
愛猫のお手入れをした日やワクチン接種のタイミング
たとえば、爪切り、耳掃除、あごニキビのケア、シャンプー、足裏の毛のカットなど、愛猫のお手入れをした日をメモしておくのがおすすめ。そのほか、寄生虫予防薬を投与した日や、猫トイレを丸洗いした日などを書いておくのもよいでしょう。
また、次回のワクチン接種のタイミングは、その都度獣医師に確認し、忘れないようにメモしてください。ワクチン接種後に発熱などの副反応を起こした場合は、その症状も記録しておきましょう。
愛猫の通院の記録や健康診断の内容
愛猫が体調不良で診察を受けた場合は、自宅での症状のほか、治療内容も獣医師に聞いてメモしてください。帰宅後に気になった愛猫の様子や、再診の際に聞きたいことなどを書き留めておくのもよいでしょう。
健康診断については、受けた検査名や獣医師から聞いたことなどを記録してください。成猫は年に1回、高齢猫は半年に1回健康診断を受けることを推奨します。
参考/「ねこのきもち」2023年12月号『別冊ふろく連動企画 もしものために書き留めておきたい ねこメモのススメ』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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