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ワイルドなルックスで人気の猫「ベンガル」 意外なルーツも【専門家解説】

体の斑点柄が野性味たっぷりで、ほかの猫にはないカッコよさで人気を集めているベンガル。ワイルドな見た目とは裏腹に、温和でフレンドリーな性格とされ、甘えん坊な一面もあるようです。

今回は、そんなベンガルの特徴やルーツ、食事管理についてご紹介します。

ベンガルの特徴

ベンガルのミラちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
美しくワイルドな毛柄が特徴的で、チーターやヒョウを連想させる野性味が魅力のベンガル。成猫時の標準体重は5~10kgとされ、大型タイプの猫といえますが、ボディは引き締まり、頭部は小さめの傾向がみられます。

また、ベンガルは驚くような瞬発力などの持ち主で、一般的な猫のさらに上をいく運動能力も魅力のひとつといえるでしょう。運動不足でストレスがたまらないよう、広い飼育スペースの確保や猫タワーの設置など、室内で運動できる環境を用意してあげることが大切です。

ベンガルのルーツ

ベンガルのはなまるちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ベンガル誕生のルーツは、1970年代後半、猫白血病ウイルスのゲノム研究のために交配させた、ベンガルヤマネコとイエネコの子猫とされています。

1980年代には、インドのノラ猫(エジプシャンマウに似た斑点のある猫)を計画交配に加えたり、別系統でベンガルヤマネコとエジプシャンマウやオシキャット、アビシニアン、バーミーズ、アメリカン・ショートヘア、斑点のある家庭猫などを用いたりするなど、外見の美しさや性格の改良が続けられ、ベンガルが誕生しやすい研究も進みました。

1991年には200匹以上のベンガルがアメリカの国内に広まり、猫の血統登録機関「TICA」で公認されたといわれています。現在ではさらに公認している団体も増加し、同じく猫の血統登録機関である「CFA」では2016年より血統登録が始められ、2018年5月より公認猫種になりました。

ベンガルを飼うときに気をつけたいこと

ベンガルのモカちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
一般的な飼い猫同様、主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。また、猫は成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量などが異なりますので、年齢や目的に応じたフードを与えることも重要です。

なお、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造をしていますが、そのぶん結石症や腎臓病にかかりやすい傾向がありますので、猫が水分不足にならないような工夫も取り入れましょう。
今回ご紹介したベンガルは、飼い猫に向くように交配されてきた猫種です。しかし、なかには性格の荒いベンガルもいますので、迎え入れる際は性格のチェックをするとよいでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『ベンガルの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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