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メインクーンってどんな猫? 飼うときに注意したいこと【専門家解説】

大きな体や美しい長毛が魅力的なメインクーン。正式名は「メインクーンキャット」といい、この猫種が世界的に知られるようになったのは、1895年にニューヨークで開催されたキャットショーで、コージーというメスのメインクーンが、“ベストキャット”に輝いたのがきっかけとされています。

今回は、そんなメインクーンの特徴や性格の傾向、注意したい病気などについてご紹介します。

メインクーンってどんな猫?

メインクーンの銀太ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
体が大きく筋肉質で、がっしりとした骨格をもつメインクーン。成猫時の標準体重は4.5~8kgとされていますが、去勢したオスは10kgを超えるケースも珍しくありません。

全身は長めの毛に覆われ、とくにしっぽの毛量が多いのが特徴です。その大きくふさふさとしたしっぽは、原産地とされるアメリカ・メイン州のラクーン(アライグマ)との交配種という伝説を生み、それが名前の由来となったと考えられています。

メインクーンは「働く猫」だった

メインクーンのここなちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
メインクーンはネズミを退治する「ワーキングキャット」として人と共生してきた歴史から、穏やかで人なつっこく、やさしい性格の持ち主とされています。人に依存しにくい傾向もあるので、環境さえ整えることができれば、留守にしがちな人でも飼いやすいかもしれません。

ただし、ずっとネズミを追いかけて暮らしてきた背景からハンター気質が残っているため、活動的で遊び好きな一面も。お気に入りのおもちゃを使うなどして、最低でも1日5~10分以上は集中して遊んであげるようにしましょう。

メインクーンが注意したい病気

メインクーンのククルちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
メインクーンはO脚やX脚といった、後肢関節の障害などに注意が必要な猫種といわれています。そのほか、以下のような病気にかかりやすい傾向があるので、健康管理には気を配りましょう。

メインクーンが心配な病気(一例)

  • 胃や腸などの消化器官内に毛玉ができて詰まってしまう「毛球症(もうきゅうしょう)」

  • 結晶や結石が膀胱や尿道を傷つける「尿路結石」

  • 心臓の筋肉が厚くなりすぎることで十分な血液を送り出せなくなる「肥大型心筋症」

  • 胴や四肢の筋肉を動かす脊髄(せきずい)の運動神経細胞が消失し、筋力の低下や萎縮が起こる神経疾患「脊髄性筋萎縮症」

  • ピルビン酸キナーゼという酵素が不足して赤血球が破壊され、貧血が起こる「ピルビン酸キナーゼ欠損症」
今回ご紹介したメインクーンは、しっかりした毛質の長毛なので、こまめなブラッシングが必要です。毛玉もできやすいので、ブラッシングをする際はまずコームやピンブラシで全身の毛のもつれをほぐし、その後、スリッカーブラシなどを使ってとかしてあげるのがおすすめ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『メインクーンの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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