猫と暮らす
UP DATE
猫のケージに落ちていた“白ゴマ”の正体は?室内飼いでも要注意な寄生虫|獣医師解説
今回は獣医師の小林清佳先生が、猫に寄生しやすい条虫の種類や特徴について解説。瓜実条虫に関する飼い主さんの実体験もあわせてご紹介します。
実録エピソード:ケージに落ちていた“白ゴマ”
獣医さんから、体に付いたノミを毛づくろいして飲み込み、ノミの体内にいた条虫が成虫になり、その一部が排便後におしりから出てきたのだろうと説明がありました。駆虫薬を注射してもらい完治しましたが、現在も飼い主がノミを家に持ち込む可能性があると思い、毎月駆虫薬を投与しています。
(オス・推定7才 ※瓜実条虫が見つかったのは推定3才当時。)
解説:猫に寄生しやすい条虫3種類
瓜実条虫:中間宿主(幼虫が寄生する宿主)はノミなどです。成虫は60cmほどになります。
マンソン裂頭条虫条虫:中間宿主はカエル・ヘビです。平べったいヒモ状で1mを超える成虫もいます。
猫条虫:中間宿主はネズミです。猫の体内で成長すると長さ30~60cmになります。
解説:条虫について
参考/「ねこのきもち」2024年4月号『成猫も、室内飼いも油断できない! 実録 寄生虫13のエピソード』
イラスト/おぐらなおみ
文/宮田あゆみ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE