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猫のブラッシングの頻度やタイミングは? 嫌がる場合の対処法も

猫によって好き嫌いが分かれるブラッシング。いつ、どれくらいの頻度で行うべきなのでしょうか。今回は、猫のブラッシングの頻度やタイミング、ブラッシングを嫌がる場合の対処法について、アニマルケアサロンFLORA院長の中桐由貴先生に伺いました。

猫のブラッシングの頻度や時間

朝にブラッシングされるキジトラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
長毛種の猫は毎日、短毛種の猫は週1~2回を目安に(できれば毎日が理想)、ブラッシングを行いましょう。長い時間拘束されるのを嫌がる猫もいるので、ブラッシングは手早く行うのがコツ。各部位を行うごとに、休憩を入れてもいいでしょう。

なお、ブラッシングは、「顔まわり」→「背中」→「首・胸」→「脇の下・お腹・内股」→「おしり・しっぽ」→「足」の順序を基本に行いましょう。

短毛種の猫にもブラッシングは必要?

長毛種の猫と比べて、毛の長さも量も少ない短毛種の猫にも、ブラッシングは必要なのかと考える人もいるでしょう。

短毛種の猫でも抜け毛はあり、ブラッシングをしないと、セルフグルーミングで飲み込む毛の量が増え、毛玉を吐くことが多くなる場合があります。とくに、抜け毛が多くなる春(3~4月)や秋(9~10月)の換毛期は、ブラッシングの頻度を上げ、よりこまめにケアしましょう。

猫のブラッシングを行うタイミングとは

ブラッシングされるブリティッシュショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
お気に入りの場所で香箱座りをしている、猫のほうから飼い主さんに近づいてスリスリしてくる……など、猫がリラックスしていたり、飼い主さんに甘えたがっていたりするときが、ブラッシングをするのにいいタイミングです。

猫がブラッシングを嫌がる場合はどうすべき?

ブラッシングを待つ茶白猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がブラッシングを嫌がる場合は、まずは道具自体や触られることに慣れさせるようにしましょう。最初は、ブラシを床に置いて「見せるだけ」。猫がブラシに近づいてきたら、おやつを与え、ブラシに好印象をもたせます。

猫の慣れに応じて、「ブラシを体に当てるだけ」→「ブラシで少しなでる」と段階的に慣らしていきます。
できれば毎日行いたい猫のブラッシングですが、やりすぎたり、嫌がっているのに無理に行ったりすると、猫がブラッシングを嫌いになってしまうおそれがあるのでNGです。まずはブラシや触られることに慣れさせたうえで、適切な時間やタイミングで行うことを心がけましょう。
お話を伺った先生/中桐由貴先生(アニマルケアサロンFLORA院長 獣医師 日本ペットマッサージ協会理事)
参考/「ねこのきもち」2024年4月号『ブラシの選び方から流れまで 知れば簡単! 猫ブラッシング』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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