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猫を家の外に出さないで! 愛猫を骨・関節トラブルから守るためにできること

猫に起こる骨や関節のトラブルの中には、飼い主さんが気を付けることで防止できるケガや病気が少なくありません。
そこで今回は、愛猫の骨や関節を健やかに保ち、トラブルを防ぐためにできる5つのことを、獣医師の重本仁先生に伺いました。

滑りやすい床にはカーペットなどを敷く

カーペットに寝転ぶ猫
dnsphotography/gettyimages
ツルツル滑るタイプの床は、走っている猫が方向転換をするときなどに足元が滑り、骨や関節に負担がかかりがち。とくにシニア猫は肉球が乾燥しているので、滑りやすい傾向があります。
猫が走ったり遊んだりする場所には、カーペットなどを敷いて滑りにくくしておくといいでしょう。

愛猫を家の外に出さない

窓際の猫
Olga Gubskaya /gettyimages
猫が外へ出ると、交通事故や外猫とのケンカなどでケガをするリスクが高まります。また、マンションの2階以上では落下事故によって命を落とすケースも。
愛猫はベランダを含めた屋外に出さず、完全室内飼いを徹底しましょう。

肥満にならないように体重管理をする

おやつをもらう猫
Svetlana Popova/gettyimages
肥満体型の猫は足の関節に負担がかかりやすいため、骨や関節にトラブルを起こすリスクが高くなります。愛猫が肥満気味なら、フードの量をはかったりおやつは控えめにしたりなど、適正体重を目指してダイエットをしてみましょう。

定期的に健康診断を行う

診察を受ける猫
kazoka30/gettyimages
猫は痛みを隠しがちなので、何かトラブルを抱えていても飼い主さんが全て察するのは困難です。定期的な健康診断を行って、ケガや病気の早期発見に努めましょう。

肉球の間の毛が伸びていたらカットする

猫と肉球
suemack/gettyimages
肉球の間の毛が伸びていると、ジャンプして着地するときなどに滑りやすく、関節に負担がかかります。ときどきはチェックして、伸びていたら肉球を傷つけないように気を付けながらカットしましょう。飼い主さん自身でのカットが難しい場合は、トリマーなどのプロに任せるのもおすすめです。
愛猫の骨や関節のトラブルは、ある程度は飼い主さんの努力で予防できます。ご紹介した注意点を参考に、普段の生活を見直してみてくださいね。
お話を伺った先生/重本仁先生(王子ペットクリニック院長)
参考/「ねこのきもち」2024年6月号『遺伝・事故・肥満…老化以外でも起こりうる 猫の骨・関節トラブル』
文/東里奈
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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