猫と暮らす
UP DATE
小学生が猫3匹と仲よくなるには? 好かれるために猫にやってはいけないこと|獣医師が回答
猫と一緒に暮らしていると、家族それぞれの年齢によって、猫との関係性が変わってくる場合もあるでしょう。とくにお子さんがいる家庭では、猫が若干引き気味になってしまうことも……。今回は、猫3匹と暮らすご夫婦と6歳の男の子の実際の事例を参考に、お子さんが猫と仲よくなるためのヒントを、獣医師の椎木亜都子先生に伺いました。
【猫3匹+人3人】気高い“3姉妹猫”と片想いの長男
長野県のIさん一家は、ご夫婦と小学生になる男の子、そして愛猫・しおちゃん(メス・8才/メインクーン)、ゆずちゃん(メス・7才/ラグドール)、きなこちゃん(メス・1才/サイベリアン)の、人3人、猫3匹という家族構成です。猫は皆メスらしくツンデレな“女王様”。適度な距離をとる夫のSさんのことが大好きですが、ストーカー気質だと自称する妻Aさんのことも母親のように慕っているそう。
3匹は基本的に“個人主義”で、つるむこともなければくっ付いて寝ることもしないのだとか。6歳の長男Aくんは、猫との生活から人や生き物への接し方がやさしくなってきましたが、元気すぎるためか3匹は引き気味な塩対応のようです。
3匹は基本的に“個人主義”で、つるむこともなければくっ付いて寝ることもしないのだとか。6歳の長男Aくんは、猫との生活から人や生き物への接し方がやさしくなってきましたが、元気すぎるためか3匹は引き気味な塩対応のようです。
【獣医師が回答】お子さんと猫が仲よくなるためにはどうしたらいい?
3匹の猫と長男のAくんが、いつか両想いになってほしいというのが母であるAさんの願い。そのためにはどうしたらいいか、椎木先生に伺いました。
椎木先生:
「小学生であれば、猫のお世話係を任せてみては? フードやおやつを与える、ブラッシングをするなど、猫が喜ぶことをしてあげることで印象がよくなるでしょう。あと、まだ若いきなこちゃんの遊び相手になるのも一案。危なくないように距離のとれるじゃらしおもちゃを使い、大人立ち合いのもとで行ってくださいね」
椎木先生:
「小学生であれば、猫のお世話係を任せてみては? フードやおやつを与える、ブラッシングをするなど、猫が喜ぶことをしてあげることで印象がよくなるでしょう。あと、まだ若いきなこちゃんの遊び相手になるのも一案。危なくないように距離のとれるじゃらしおもちゃを使い、大人立ち合いのもとで行ってくださいね」
猫と仲よくなるためにやってはいけないこと
たとえ猫に嫌なことをしている自覚がなくても、ふだんの何気ない行動が嫌われる原因になることが。次のような行動はNGです。
- 無理に抱っこする、なでまわす
- 目をジッと見つめる
- 猫が嫌がっているのにお世話を続ける
- 嫌がる猫のお腹に顔をうずめる
- 香水など香りの強いものを体に付ける
- 無理にしっぽや肉球を触る
- 眠っている猫をしつこく触る
小さなころから一緒に育ってきたお子さんと猫たちがさらに仲よくなるために、お子さんにある程度のお世話をさせたり、遊び相手になってもらったりするのもよさそうです。大人立ち合いのもと、お子さんの年齢にあったお世話を任せることで、よりよい関係が築けるといいですね。
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師)
参考・写真/「ねこのきもち」2024年6月号『対人・対猫で関係性はさまざま 飼い主さんの思うわが家の相関図』
文/小林けい
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※構成上、この特集では一部擬人化した表現を用いています。猫発信のコメントは飼い主さんの想像です。
参考・写真/「ねこのきもち」2024年6月号『対人・対猫で関係性はさまざま 飼い主さんの思うわが家の相関図』
文/小林けい
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※構成上、この特集では一部擬人化した表現を用いています。猫発信のコメントは飼い主さんの想像です。
CATEGORY 猫と暮らす
UP DATE