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先住猫ファースト?【猫と飼い主さん、飼い猫同士】よい関係でいるためにできること
愛猫と飼い主さん、また飼い猫同士がよい関係でいるためには、何に気をつけたらよいでしょうか? 今回は、実際に猫を飼っているご家庭のエピソードを交えながら、獣医師の椎木亜都子先生に教えていただきました。さらに、複数飼いの場合に猫同士が仲よくなるヒントもご紹介します。
仲良しな2匹が飼い主さんの膝をめぐりいざこざ発生。解決するには?
東京都のKさんご夫妻のもとにやってきた、あおいくん(オス・4才)といおりくん(オス・4才)。2匹とも同じ保護施設から6カ月齢の頃に迎えられました。念願の“(毛の生えた)息子”たちができた感覚で、4“人”家族とにぎやかに。夜は妻のCさんといおりくん、夫のHさんとあおいくんに分かれて寝ていて、猫のぬくもりを感じられる至福の時間だと飼い主さんは言います。
2匹は同い年ですが、あおいくんが“兄”で、いおりくんが“弟”のようなのだそう。体力のあるオス同士、たまに追いかけっこがエスカレートしてしまうことがあっても、基本的には仲よしな2匹。
そんな猫たちも、Cさんの膝の取り合いからいざこざが発生してしまうことが。どう対応したらいいか、椎木先生に伺いました。
椎木先生:
「飼い猫には、飼い主さん自身が縄張りの一部。2匹はオスなので、成長とともに縄張り意識が強くなり、膝の取り合いに発展しているのかもしれません。公平に扱うため、取り合いになる前にCさんが立ち上がり、どちらも膝にのせないようにして。また、Hさんがいるときはそれぞれの膝にのせて、時間で場所を交換させてもOKです」
2匹は同い年ですが、あおいくんが“兄”で、いおりくんが“弟”のようなのだそう。体力のあるオス同士、たまに追いかけっこがエスカレートしてしまうことがあっても、基本的には仲よしな2匹。
そんな猫たちも、Cさんの膝の取り合いからいざこざが発生してしまうことが。どう対応したらいいか、椎木先生に伺いました。
椎木先生:
「飼い猫には、飼い主さん自身が縄張りの一部。2匹はオスなので、成長とともに縄張り意識が強くなり、膝の取り合いに発展しているのかもしれません。公平に扱うため、取り合いになる前にCさんが立ち上がり、どちらも膝にのせないようにして。また、Hさんがいるときはそれぞれの膝にのせて、時間で場所を交換させてもOKです」
もっと仲よしに! 猫同士の関係をよくするヒント
猫はもともと単独で行動する動物なので、距離感があるのは自然なこと。すれ違うときにチラリと相手を見るだけで過ごせれば、良好な関係といえるでしょう。そのうえで、飼い主さんが猫同士をさらによい関係にするには、下記の方法を試してみましょう。
- 先住猫ファーストを心掛ける
- 室内のあちこちに居場所をつくる
- 飼い主さん主導の遊び時間を猫ごとに設ける
- 同じタイミングでおやつを与える
- どうしても相性が悪いときは家庭内別居をさせる
それぞれの猫に合う接し方を工夫して、より仲よくなれたらいいですね。
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師)
参考・写真/「ねこのきもち」2024年6月号『対人・対猫で関係性はさまざま 飼い主さんの思うわが家の相関図』
文/小林けい
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※構成上、この特集では一部擬人化した表現を用いています。猫発信のコメントは飼い主さんの想像です。
参考・写真/「ねこのきもち」2024年6月号『対人・対猫で関係性はさまざま 飼い主さんの思うわが家の相関図』
文/小林けい
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※構成上、この特集では一部擬人化した表現を用いています。猫発信のコメントは飼い主さんの想像です。
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