猫と暮らす
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秘密は骨の数にあり!?「猫=液体説」を専門家がズバリ検証!
「猫が液体のようにしなやかなのは、体のしくみや習性と関係がある」というのは、哺乳動物学者の今泉忠明先生。そこで、猫の体のしくみや習性という観点から、「猫=液体説」について詳しく解説していただきました。
柔らかさの秘密は骨の数にあり
人の体が約200個の骨からなるのに対し、猫の体の骨はなんと約240個。骨が多いぶん関節の数も増え、可動部分が多くなることで、より柔軟な体勢になれるのです。
発達した三半規管と前庭器官がカギ
動物の耳の奥には、平衡感覚をつかさどる三半規管と前庭(ぜんてい)器官がありますが、猫はほかの動物に比べると、これらの器官が発達しているのです。
体を密着させる習性が関係している
なお、猫はほかにも、体を温めたいときや甘えたいときなどに、何かに体をくっつける習性があります。
骨をつなぐ靭帯が柔らかい
関節をすべて伸ばすと、ふだんより2~3割は長くなるといわれているのですよ。
参考/「ねこのきもち」2020年8月号『その身を自在にだらり、ぐにゃり。やっぱり猫は、液体でした。』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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