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いつ・どれだけ与える? ねこちゃんの二大好物「またたび・ねこ草」

ケンカも忘れる恍惚感!「またたび」

猫ちゃんが大好きなもので、真っ先に頭に思い浮かぶものといえば「またたび」ではないでしょうか。山地に自生する落葉低木の一種・またたびには、マタタビラクトンという植物成分が含まれています。これを猫ちゃんがなめたりニオイをかいだりすると、恍惚状態に。

最近は、スプレーや粒タイプもありますが、一般的なのは粉末状のもの。与える時は、耳かき1回分、0.5g以内にとどめて、猫ちゃんの様子を見ながら調整しましょう。

ただし、またたびによる恍惚反応は、猫ちゃんの体に少なからず負担がかかります。そのため、15歳以上の超高齢な猫ちゃんや、心臓が弱い猫ちゃんには、なるべく与えないようにしましょう。例え健康な猫ちゃんでも、面白がってむやみやたらと与えるのもNGです。

実は、またたびが役に立つのが、猫同士のケンカ。猫ちゃんたちが一触即発、エキサイト中に、そばのキャットタワーや壁にスプレータイプのまたたびをシュッとひと吹きしましょう。すると、途端に猫ちゃんたちはケンカを忘れて、スリスリ、ゴロゴロ。ケンカの仲裁に効果的です。

やわらかい若草の食感が大好き!「ねこ草」

猫ちゃんの二大好物のもうひとつといえば、ねこ草。イネ科の若草で、昔は自然に生えていたものを食べ、その食感から猫が好むようになったといわれています。猫ちゃんによっては、毛玉ケアや便通に効果があることも。

ねこ草を与えるルールとして、第一に「若葉以外は与えない」こと。市販のねこ草は若葉なのでやわらかく安心ですが、成長しすぎると固くなってしまうため、食べた猫ちゃんが内臓を痛めてしまう場合も。

また、路上に生えているものは、伝染病や除草剤の心配があるので、猫ちゃんが食べてしまわないように注意しましょう。

そのほか、ねこ草を食べると吐きやすくなったり、植物成分が尿結石を生成するといわれていることから、胃腸が弱い猫ちゃん、尿結石がある、またはできやすい猫ちゃんには、与えないほうがいいでしょう。

もし、猫ちゃんが便秘気味だったら、ねこ草を数本だけフードにトッピング。ねこ草を株ごと与えてしまうと摂取しすぎてしまうので、飼い主さんが必要な量を調整して与えると、便秘解消になるでしょう。
参考/「ねこのきもち」2017年5月号『猫に嗜好品はいかが?』
監修/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
文/ヤマモト トモミ
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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