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猫の「歯」にまつわる病気について教えてください!~「専門家に聞きました①」

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今回は「猫の歯にまつわる病気」について、埼玉県上尾市にある「フジタ動物病院」の藤田桂一先生にお伺いしてみました。猫の歯の診療では、歯や口周りにくわえて、特に歯肉の状態を診察するのだそう。病気の症状や、防ぐためにできることなどもご紹介します。

藤田先生教えて!なんで歯のトラブルは起こるの?

ねこのきもち2016年5月号

猫の平均寿命が延びたことで、シニア猫も増えてきています。年を重ねると、お手入れを嫌がるようになったり、おもちゃを噛む機会が減ったりするので、歯垢がたまり歯の病気に発展しやすくなります。またフードの多種化も原因で、歯のトラブルが起こりやすくなっています。

歯の病気①「歯周病」

ねこのきもち2016年5月号

歯周病とは歯ぐきや骨に炎症が起こる病気のことで、歯肉炎や歯周炎の総称です。3才以上の猫の8割が、この病気にかかると言われています。

<症状>
歯垢が蓄積して歯石化することで、口臭がひどくなったり、歯肉が赤くなったりします。

<治療法>
歯石や歯垢を取り除きます。症状が悪化している場合は抜歯の手術を行うこともあり、その際は全身麻酔が必要になります。

歯の病気②「歯の吸収病巣」

ねこのきもち2016年5月号

歯の吸収病巣は、歯と歯肉の間の歯質が吸収されてしまう病気のこと。破歯細胞によって起こりますが、破歯細胞の原因はわかっていないことが多いのだそう。そのため、有効な予防法はまだありません。

<症状>
食欲の減退や、水を飲むのも辛いほど痛みを感じるようになります。

<治療法>
歯根が骨に置き換わってしまった場合は切除し、歯根に歯が残っている場合は抜歯を行います。

歯の病気を防ぐためには、やはり日頃のお手入れが大事!

ガーゼでお口のお手入れをしてもらっている猫

飼い主さんができることは、やはり日頃のお手入れ。歯磨きを嫌がる猫でも、綿棒やガーゼを使うなど、なるべく嫌がらない方法を考えて歯垢を落としてあげましょう。それだけでも歯のトラブルを防ぐことにつながります。日頃から歯垢を落とす習慣を身につけて、愛猫の歯を守ってあげましょうね。

年を重ねたことで、歯の病気やトラブルにつながることも大いにあります。大切な愛猫の健康寿命を延ばすためにも、歯のお手入れはしっかりと行いましょう。あわせて歯と歯肉、口臭の状態も定期的にチェックしてくださいね。

病院DATA

フジタ動物病院
住所:埼玉県上尾市春日1-2-53
電話番号:048-775-3338

※この記事は、2016年4月の取材段階のものです。

参考/「ねこのきもち」2016年5月号『獣医師が今、伝えたい病気26』(監修:フジタ動物病院院長 獣医師 藤田桂一先生)
写真提供/フジタ動物病院
イラスト/尾代ゆうこ
文/ishikawa_A

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