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猫が結膜炎になるのはなぜ?原因や予防法、目薬のさし方のコツを解説

結膜炎は、まぶたの裏側にある粘膜に、ウイルスや細菌が侵入することで炎症が起こる目の病気。目ヤニや涙が多くなったり、充血したり、目をしきりにかこうとしたりする症状が見られます。ここでは、猫の結膜炎の原因と予防法、目薬のさし方を解説します。

結膜炎がおこる3つの原因

目ヤニが出ている子猫
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目に異物が入った

片目だけに結膜炎の症状が現れたときに考えられるのが、異物の侵入です。これは、ほこりや砂、ゴミや花粉などが目に入ったことにより、結膜が刺激されて炎症が起こっている状態です。また、目の周りの被毛などが目に入っても、炎症が起こる可能性があります。

感染症

「カリシウイルス」「クラミジア」「猫ヘルペスウイルス」など、猫風邪の原因でもあるウイルスや細菌に感染したことがきっかけで、結膜炎になることもあります。

もともと発症していた病気が原因

角膜炎や流涙症(りゅうるいしょう)、ドライアイなど、もともと発症していた病気が原因で、二次的に結膜炎になることもあります。
このほかにも、寒暖の差が激しく免疫力が下がりやすい春先や、空気が乾燥して粘膜のバリア機能が落ちやすい時期などに起こりやすいとされています。

結膜炎の4つの予防法

診察台にいるスコティッシュフォールド・ロングヘア
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予防接種を受ける

定期的に予防接種を受けて感染症を予防することは、結膜炎の予防にもつながります。

室内環境を整えて免疫力を高める

粘膜の乾燥を防ぐためには、室温は26℃~28℃、湿度は50%~60%を保つことが理想的です。また、トイレは清潔に保つなど、生活環境を整えることも大切です。そして適度な遊びをして、ストレスをためない生活を心がけましょう。

ウイルスを持ち込まない

もし飼い主さんが外出先で他の猫に触れた場合、その猫がウイルスを持っている可能性もあります。その手で愛猫を触ると感染する恐れがあるので、帰宅したらしっかり手を洗い、服はすぐに洗濯するようにしてください。

猫はなるべく室内で飼う

ウイルスとの接触を防ぐためにも、なるべく外に出さず、室内で飼うようにしましょう。

基本的な目薬のさし方とコツ

目薬をさすためタオルに巻かれたMIXキジトラ
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基本的な目薬のさし方

①飼い主さんは猫の後ろへ行き、右手で目薬を持って左手で猫を押さえます。
②手のひらで猫の顔を支えたら、左手の親指で上まぶたを持ち上げます。
③目から1cmくらい上から、上まぶたと白目の間に一滴目薬を落としてください。

目薬をさすコツ

目薬をさすコツは、猫からは見えにくいところから目薬を近づけること。しかし猫は拘束されるのが嫌いな動物なので、顔をそむけてしまうこともあります。その場合は、猫の目頭あたりを狙って目薬を落としてみましょう。まばたきをしたときに目薬が入るので、無理に目の中に入れる必要はありませんよ。

一人で目薬をさすのが難しい場合は、誰かに手伝ってもらうのもいいですし、バスタオルなどを体に巻き、抱え込むようにするのも一つの手です。目薬をさし終えたタイミングで愛猫の好きなおやつをあげれば、「目薬=おやつがもらえる」と覚えて、嫌がらなくなるかもしれませんよ。
結膜炎は見た目にもわかりやすく、人と同じような症状が現れるので、飼い主さんもすぐに気がつくはず。結膜炎が疑われるようなら、なるべく早く動物病院を受診してください。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師が解説】悪化すると手術も?猫の結膜炎の症状~治療方法まで』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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