元気そうな愛猫でも、
食欲がないことがあるのはなぜでしょうか?今回は、猫が食欲がないときの理由と対処法をご紹介します。たとえ元気があっても、ごはんを食べていないと栄養が不足し、体力も落ちてしまいます。病気になってしまう前に早めに対処してあげましょう。
猫が元気なのに食欲がない理由は?
フードが気にいらない
元気なのに食べないときは、あげているフードそのものに不満があるのかもしれません。猫はグルメな生き物で、味や香りだけでなく食感にまでこだわりがあるといわれています。そのため、いつも同じフードばかりだと飽きてしまっていたり、フードを変えたばかりでそれが気にいらなかったりすると、食べないこともあります。
繁殖期
猫は繁殖期に食欲不振になることがあります。これは食べることよりも異性への興味に気持ちが移ってしまうためです。去勢・避妊手術をしていない猫に多く、春、秋、冬の時期によく見られる状態だといわれています。
ちょっとした変化によるストレス
猫はちょっとした変化にもストレスに感じてしまいます。たとえば、食器を別のものに変えたり、皿が汚れていたりといった変化がストレスになり、ごはんを食べなくなることも。また、皿の大きさや深さなどで、単に容器が食べづらいことが原因の場合もあります。
年齢によるもの
猫は高齢になると消化吸収の機能が衰えるため、若い頃に比べて食べる量が減るようになります。それは高齢の猫は寝ている時間が多く、活動量もあまり多くないため。活動量が減ると筋肉も減るため、一日に必要なカロリーも少なくなります。
食欲がないときはどうしたらいい?
フードを変えてみる
いつもと同じフードに飽きてしまっている様子なら、サンプルなどを取り寄せて別のフードを試してみるのもよいでしょう。しばらくたてば、飽きてしまったフードを再び食べてくれることもあります。
また、フードを一気に変えてしまうと、驚いて余計に食欲が落ちてしまうことがあります。フードを変えるときは元のフードに少しずつ混ぜ、少しずつ変えていきましょう。高齢で食欲が減退している場合は、獣医師さんに相談してシニア用のフードに変えるという手もあります。食事の量が減る分、必要な栄養を摂れるよう気をつかってあげてくださいね。
風味がよくなるよう工夫する
ご飯を食べないときは、温めるなどして工夫することも大切。猫のフードは温めると香りが立って風味が増し、おいしくなるようです。適温は人肌程度なので、温めすぎには注意してくださいね。
元気がない場合は早めに受診を!
愛猫の食欲がなく元気もないときは、何らかの病気か口内のトラブルが原因となっている場合もあります。下痢や咳、熱などの症状がないかにも注意してあげましょう。少しでもいつもと違った様子が見られたら、早めにかかりつけの獣医さんに相談してくださいね。
猫の食欲不振には、さまざまな要因があります。たとえ元気があったとしても、ご飯を食べないと体力が衰え、病気につながりやすくなります。毎日の食事の様子を観察して、いつもと違う様子がないかチェックしてあげてくださいね。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師が解説】愛猫がご飯を食べない!?元気の有無と食欲不振の原因、対処法』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。