ただなんとなく愛猫をほめていませんか?ほめ方に工夫をすれば、愛情がより伝わり、絆も深まりますよ!今回は、猫をほめるコツについてご紹介します。ポイントは「タイミング」と「声」。ぜひ参考にしてみてくださいね!
猫をほめるコツ①タイミング
猫が人から声をかけて欲しいタイミング、それは「猫が甘えたい気分のとき」です。野生の猫は成長とともに母猫から自立せざるをえませんが、飼い猫の場合はその必要はありません。そのため、飼い猫はいつまでも子猫気分で、飼い主さんのことを母猫のように感じ、甘えることがあります。ですから、愛猫が子猫気分で甘えてくるタイミングでほめてあげれば、猫はとっても幸せな気分になるのです。
猫が甘えているのは、こんなとき!
では、猫が甘えたいときはどのようにして見極めればいいのでしょうか。猫が甘えるときに見せるしぐさをご紹介します。
スリスリする
猫は飼い主さんの体などにスリスリすることで、自分のニオイをこすりつけ「ここにいるニャー!」と存在アピールすることがあります。構って欲しい・甘えたいときなどに見せるしぐさのひとつです。
ニャー!と鳴く
猫がニャーと鳴くときは、何かして欲しいことや伝えたい気持ちがあるときです。また、飼い主さんになでてもらっているときに鳴くのは、嬉しくてリラックスしている証拠。控えめな猫は、離れた場所から鳴いて「ここにいるから気づいてニャン」と存在アピールすることもあります。
飼い主さんに乗っかる
飼い主さんの膝や肩にチョコンと乗ってくるのは、愛情表現そのもの。猫は本来、警戒心の強い生き物なので、身を預けて密着する「乗る」という行為は、信頼している相手にしか行いません。なかでも、飼い主さんに向き合って膝に乗ってきたときは、コミュニケーションを取りたがっているときなので、ほめるチャンスです!
猫をほめるコツ②優しい声で話しかけてあげよう!
猫がほめてほしいタイミングがわかったら、今度は「ほめ方」です。ただ何となくほめているだけでは愛猫に想いがうまく伝わらないこともあります。上手なほめ方を知ってたっぷりと愛情を伝えましょう!
優しくいつもより高めの声のトーンで
猫は自分の声と同質の、高くてやわらかい声に心地よさを覚えるといわれています。そこで、愛猫をほめるときは、優しい声で話しかけてあげるのがポイントです。また、いつもより高めの声のトーンを意識して話してみましょう。
また、「名前を呼ばれる=良いこと」と覚えさせるためにも、高めのやわらかい声を意識しながら、愛猫の名前を同時に呼んであげるのもおすすめです。
なでてあげるのもよし!大事なのは愛猫の気分♡
猫をほめる上で肝心なのは、猫がのぞむことをしてあげることです。猫には確かに気まぐれな部分がありますが、やみくもにほめるのではなく、猫の気持ちが飼い主さんに向いているときに、声をかけてあげるのが大切です。
また、もし愛猫がそばに寄って来て、飼い主さんに触れて欲しそうなしぐさをしたときは、話しかけながらなでてあげると、幸せ気分がより高まります。アゴの下や額、背中など、猫の喜ぶ場所を優しく、声をかけながらなでてあげましょう♡
ぜひ実践してみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2018年6月号『猫からの愛情表現のしぐさが丸わかり 毎日はニャモーレ(好きだよ♡)に溢れてる!』(監修:獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カンセラー 藤井仁美先生)
「ねこのきもち」特別編集「ねことの距離が縮まる本」(監修:獣医師 ペット行動カンセラー 藤井仁美先生)
文/ひらひら
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。