猫ちゃんの寝相は、不安定で落ちそうだったりかわいいポーズだったりと、いろいろな種類があります。今回は、寝相のフシギを解明!寒さ・暑さに適したポーズや、楽な姿勢、安心しきっているからこそみせてくれる寝相を集めました。かわいい寝姿を堪能してくださいね。
ほかの猫ちゃんと抱き合いながら…
せまい場所で猫ちゃん同士くっついて眠るのは、温め合って安心できるから。多頭飼いをしている家庭では、寒い冬によくみられる光景ですよね。暑いときにはあまりみられないので、お互いの体温で暖を取っているのでしょう。ギュッと抱きしめ合う猫ちゃんたちの姿は、私たちの心も温めてくれます。
ここまで密着できるのは信頼し合っている証拠。相手の寝息や心音が一定のリズムを刻み、心地いい眠りに導いているのです。母猫と兄弟たちに囲まれていた子猫時代を思い出しているのかもしれません。
お腹をみせて眠るのは…
仰向けでお腹をみせて眠るのは、体を冷やしたいから。暑いときに体を広げて空気に触れる面積を増やし、体温を下げようとしているのです。このポーズは「ヘソ天」ともよばれ、リラックスしきっている状態。つい、ちょっかいを出したくなるポーズですが、グッとこらえて寝かせてあげましょう。
アンモニャイトの出来上がり!!
団子のように丸まって寝るのは、寒いとき。空気に触れる面積を小さくして、寒さをしのごうとしています。「ヘソ天」の逆のポーズですね。この姿勢から急に起き上がることは難しいため、安全な場所だと判断しないと「アンモニャイト」にはなりません。
ちょこんとアゴ乗せ
高さのあるものにアゴを乗せて眠るのは、楽な姿勢だと知っているから。気道が確保しやすく、質感も心地いいのでしょう。
目を覆いながら眠るのは?
明るいところでは、人以上に眩しく感じてしまう猫ちゃんの目。眠いのに、光が邪魔で寝られない…でも眠い。といったところでしょう。
猫ちゃんの1日を観察すると、ずーっと眠っているように感じることがあります。それもそのはず、実際に14~16時間は眠っているようです。この睡眠の間に、必要なエネルギーを蓄えているんですよ。寝ている間はそっとしておき、起きている時間にたくさん遊んであげましょう。
参考/「ねこのきもち」2016年4月号『「寝るのがシゴト」の猫あるあるを解説 とろりん猫のフシギ』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。