猫と暮らす
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愛猫の健康を害する可能性も…!? やりすぎると危険なお手入れ5選
この記事では、「やりすぎると危険なお手入れ」5つについて解説します!
①綿棒を使って、奥のほうまで耳そうじ→やりすぎお世話!
もし耳の奥が「とても汚れている」「ニオイが気になる」という場合は、通常の耳アカではなく、外耳炎や耳ダニが原因の可能性が高いかもしれません。
このような場合、適切な薬を使った治療が必要なので、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
【こうすればOK】湿らせたコットンなどで、見える範囲を優しく拭いてあげて
汚れている場合には、濡らして絞ったコットンや、ペット用のウエットシートなどを人差し指に巻いて、優しく拭きとってあげましょう。市販の猫用イヤークリーナーを使うのも◎
ただし、拭きとるのはあくまでも見える範囲にとどめましょう。
②猫が嫌がっているのに、シャンプーをする→やりすぎお世話!
シャンプーをすると喜ぶならしてもいいのですが、嫌がるのに無理やりするとストレスの原因になることも。
また、愛猫に皮膚トラブルがある場合は、主治医の指示に従うようにしましょう。
【こうすればOK】汚れが気になる部分を、濡らしたガーゼなどで拭いてあげて
もし排泄物などがついて汚れやニオイが気になる場合は、ドライシャンプーを使うのも◎
③せっかく切るならと、爪を短くする→やりすぎお世話!
爪の根元近くは神経や血管が通っているので、痛みを感じたり出血したりする可能性があるのです。
こうした嫌な経験をすると、猫はさらに爪切りを嫌がるようになってしまいます。
【こうすればOK】日常生活に困らない、最小限のラインで切るようにして
上記の写真のように、先端の尖った部分だけを切るようにしましょう。点線のラインを越えてしまうと、痛みを感じたり出血する恐れも。
切る際は注意してくださいね。
一度に全部ではなく、1日1〜2本ずつやってみて!
④目やにや鼻くそをアルコール消毒面などで拭く→やりすぎお世話!
人用のウエットティッシュでアルコール成分を含むものも、猫に対して使用するのは控えましょう。
【こうすればOK】汚れのタイプに合わせて、清潔な指やコットンでやさしく拭き取って!
もし、ふだんとは違う色や大量の目ヤニ、鼻くそが出ていたら、受診をしてください。
⑤短毛猫のブラッシングをラバーブラシで5分以上続ける→やりすぎお世話!
しかし、やりすぎると、抜け毛が取れるだけでなく、生えている毛が抜けたり、切れたりすることがあります。
薄毛や脱毛の原因になることもあるので、注意しましょう。
【こうすればOK】ラバーブラシは短時間に! ブラッシング好きな猫には、獣毛ブラシに変更を
(監修:東京都新宿区にある聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
イラスト/おぐらなおみ
文/雨宮カイ
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