愛猫が突然ご飯を食べなくなってしまった……。それには、どのような理由があるのでしょうか?
今回は、「元気はあるのにご飯を食べない」「元気がなくてご飯を食べない」というケースに分けて、食欲不振の理由と対処法をご紹介します。
元気があるのに食べない|同じフードに飽きた
同じ味・形状・ニオイのフードを食べ続けていることで、食べ飽きているのかもしれません。しかし、飽きているように見えて実は他の理由があることも少なくありません。「いつもと同じフードを食べ続けることで不足しがちな栄養分を、別のもので補おうとする本能のため」という可能性もあるようです。
対処法|サンプルなどで別のフードを試してみる
猫が“フードに飽きた”と感じたら、サンプルなどで別のフードを試してみるのもいいでしょう。違うフードを1度はさむことで、いつものフードを元通り食べ始めるかもしれません。
元気があるのに食べない|新しいフードが気に入らない
猫は“グルメ”なので、味や食感、ニオイなどにこだわります。「フードを切り替えたら急に食べなくなった」といった場合は、そのフードが気に入らないのかもしれません。
対処法|フードの切り替えは徐々に
フードを切り替える必要があるときは、1度に全てを切り替えるのではなく、元のフードに混ぜて与えはじめ、徐々に新しいフードの割合を増やしていきましょう。
元気があるのに食べない|環境の変化があった
猫はデリケートな生き物なので、些細な変化でも気になってしまうことがあります。そのため、エサ皿が汚れていることなどでもストレスを感じ、ご飯を食べなくなることも。また、エサ皿をいつもと違うものに替えた場合、大きさや深さ、形が猫にとって食べづらいということも考えられます。
対処法|猫の好みに合ったエサ皿を用意しよう
愛猫をよく観察し、ご飯が食べやすいような形状のエサ皿を用意しましょう。また、エサ皿はいつも清潔にしておくことも大切です。
元気があるのに食べない|その他
繁殖期に入り気もそぞろ……
猫の繁殖期は、春・秋・冬。この頃に食欲がなくなるのは、繁殖期に入って食べ物より異性に興味が移ってしまったからかも。去勢をしていないオス猫や、避妊手術をしていないメス猫に多く見られます。
シニア猫になって食が細くなった
シニア猫になると、消化吸収の能力が衰えてきたり、活動量が減り1日の必要摂取カロリーも減少したり、といった理由が考えられます。その場合は、必要な栄養素をきちんと摂取できるように、シニア猫用のフードを検討してみてください。
元気がなくて食欲もない
元気も食欲もないときは、体調を崩していたり病気で体が弱っていたりする可能性があります。猫の様子を観察し、なにか症状が出ていないか注意してみてみましょう。いつもと違う様子が見られたら、早めに獣医師へ相談してください。
猫がご飯を食べなくなるときは、何かしらの原因があります。適切な対処をして、体力・栄養低下を防ぎましょう。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師が解説】愛猫がご飯を食べない!?元気の有無と食欲不振の原因、対処法』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。