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【獣医師監修】ラグドールの飼い方は?特徴や性格、毛色などを紹介!

“ぬいぐるみ人形”という意味を持つ『ラグドール』は、その飼いやすさからとても人気のある猫種です。今回は、ラグドールの飼育に興味がある方のために、その特徴や性格、毛色、飼育時の注意点からお迎えするときに必要な心構えなどについて解説します。

目次

ラグドールってどんな猫?

ラグドールの性格は?

ラグドールの毛色はなにがあるの?

ラグドールを飼うときに注意することは?

ラグドールをお迎えするには?

猫飼い初心者さんにもおすすめのラグドール

ラグドールってどんな猫?

ラグドールの茶々ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ラグドールは、体こそ大きいものの、人好きで心優しくお手入れもラクであるなど、飼いやすい猫種として近年とても人気があります。

見た目の特徴は?

ラグドールは、大きめの三角形の頭とふんわりとした美しい毛並みから、全体的に丸い印象を与えます。

猫種のなかでは最大級の体の大きさを持ち、がっしりとした筋肉質の体つきをしていますが、その綿菓子を彷彿とさせるフワフワの体やふっくらとした頬、ふさふさとしたしっぽなどから、たくましさのなかにも優美さをも感じさせるでしょう。

また、特徴的なクリクリの卵型の瞳は鮮やかなブルーに彩られ、まるで宝石のような光を放ち、見る人を魅了してやみません。

ラグドールの歴史って?

ラグドールのルーツについては諸説ありますが、もっとも確かなのは1960年代のカリフォルニア州リバーサイドでその歴史が始まったということです。

当時のブリーダーであるアン・ベイカーという女性が、飼い猫であったポイントカラーの猫と、近所で飼育されていた長毛の白猫とを交配させ、さらにその子猫同士を交配させて産まれたのが、NCFA(全米愛猫協会)に初めてラグドールとして登録された猫なのです。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「ラグドールの特徴と性格・価格相場|猫図鑑」

ラグドールの性格は?

ラグドールのジルくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
冒頭でも述べた通り、ラグドールはその名前が意味するように、人の腕に抱かれるとその身を委ねるように脱力する姿がまるでぬいぐるみのように見える猫種です。

穏やかな性格で人に抱かれることを好む順応性の高さから、比較的新しめの猫種であるものの、すでに高い人気を誇っています。スキンシップやコミュニケーションがとりやすいため、体こそ大きいですが、初めて猫を飼う人でも飼いやすい猫種といえるでしょう。

オスとメス、性別による違いはあるの?

おとなしい性格とされるラグドールですが、どちらかというとオスの方が活発な子が多い傾向にあり、また、オスの方が人懐っこいようです。メスのラグドールは少し神経質で気分屋な性格をしていて、オスに比べるとややおとなしめでしょう。

もちろん、性格の特徴には個体差があるので、一概に述べることはできません。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「【穏やかでスキンシップ好き】ラグドールの性格の特徴や魅力、飼い方って?」

ねこのきもち WEB MAGAZINE「おとなしい?おおらか?飼い主さんに聞くモッフモフな長毛猫の性格は?」

ラグドールの毛色はなにがあるの?

ラグドールの将来くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ラグドールの毛色はこげ茶やチョコレートが多く、その毛柄は顔や体の一部だけが濃い毛色となるポイントや白黒などのバイカラーが中心です。
生まれた直後の子猫は全体的に白い部分が多く、成長するにつれて、少しずつ本来の毛色や毛柄が現れてきます。

ラグドールを飼うときに注意することは?

ラグドールの瑠璃丸くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

飼育環境や日々のケアは?

ラグドールはオスだと10kgを超えることもある大型猫なので、部屋は広めで余裕がある方が良いでしょう。

なお、人とのスキンシップが大好きなラグドールですが、その一方で、あまり活動的ではなく、運動不足になりやすい傾向があるとされています。運動不足は肥満にもつながってしまうため、飼い主さんから積極的に遊びに誘ってあげましょう。
自発的な運動量を増やすためにも、猫タワーを用意したり家具で段差を作ったりと、立体的な上下運動ができるような環境を整えてあげられるのが理想です。

また、長毛ゆえに毛づくろいで大量の抜け毛を飲み込んでしまいやすいため、毛玉ケアのフードを与える、小まめにブラッシングをするなどのケアも必要でしょう。

かかりやすい病気はあるの?

ラグドールは、以下のような病気にかかりやすいとされています。

【肥大型心筋症】


心臓の筋肉が暑くなり過ぎてしまうことにより、心臓に十分な血液を送り出すことができなくなる病気です。

【毛球症】


胃腸などの消化器官内に毛玉ができ、うまく吐き出すことができずに詰まってしまう病気です。

【尿石症(ストルバイトおよびシュウ酸カルシウム)】


尿路内に石が形成されることにより、血尿や膀胱炎の原因となる病気です。

寿命はどのくらい?

ラグドールの平均寿命は、猫全体のそれとほぼ変わらず14~16才とされています。その理由のひとつとしては、やはりラグドールの飼育には完全室内飼いが推奨されているということが挙げられるでしょう。

ただし、猫の寿命を左右する要因は、食事や日々のお手入れ、環境によるストレスなどさまざまです。飼い主さんが愛情をもって大切にお世話をすることが重要といえるでしょう。

ラグドールをお迎えするには?

ラグドールのららちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ラグドールの主な入手経路は、ブリーダーやペットショップで、その価格は約10~15万円が相場でしょう。
ラグドールは、少し前までは希少種とされていましたが、現在では人気が出て頭数が増えたことにより、その価格相場にも変化が出てきています。

猫飼い初心者さんにもおすすめのラグドール

ラグドールのこむぎちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
とてもかわいらしい容姿と性格を持ったラグドールの魅力をお伝えしてきました。
人とのスキンシップが大好きなラグドールですから、家族として迎え入れたときには、飼い主としても最大限の愛情を注いで大切にしてあげたいものですよね。

猫の飼育が初めての方でも飼いやすい猫種なので、猫を飼ってみたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にラグドールの飼育を検討してみてはいかがでしょうか。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『ラグドールの特徴と性格・価格相場|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー 高野八重子先生)
   「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【穏やかでスキンシップ好き】ラグドールの性格の特徴や魅力、飼い方って?』
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/mieux
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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