猫と暮らす
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猫が吐いたとき「様子を見る?」「受診する?」~見極め方を紹介
ただ、嘔吐物や症状によってはトラブルや病気の可能性もあるので、様子を見てよいか、受診したほうがよいかの判断の目安をぜひ知っておきましょう。
猫が吐いた【まずは様子を見てよい場合】
・毛玉、フード、猫草、胃液のみ(異物や血液が混じっていない)
■猫の様子
・1~2回程度吐いたが、その後元気で食欲がある
上記の場合には、まずは様子を見てOK。
ただし、病気が原因で吐き気がおそった場合もあるので、判断に迷った場合には早めに受診しましょう。
猫が吐いた【受診したほうがよい場合】
・誤食した異物(おもちゃ、ひもなど)
・血液が混ざったもの
■猫の様子
・ヨダレが出て、ふらついている
・ぐったりしていて元気がなく、食欲もない
・1日4回以上や3~4日連続で吐いている
・食べたものをすべて吐き、お腹がはっている
・下痢も発症している
上記のような場合は、体内にまだ異物が残っている、食道や胃で出血している、消化管が傷ついているなど、何らかのトラブルや病気の可能性が考えられます。
ヨダレやふらつきは中毒の場合もあるので、人の薬・タバコ・花・チョコなどを食べていないか確認してみましょう。
また、吐く日数や回数が多いと脱水症状になりやすいため、早めに受診したほうがよいでしょう。
猫が吐かないようにするために飼い主ができる対策
「毛玉を吐く」を減らす対策
吐く頻度が多い場合には、獣医師に相談のうえ、毛玉の排出を促す機能性フードを与えてみたり、毛玉対策用のサプリメントを処方してもらったりするのもよいでしょう。
「フードを吐く」を減らす対策
また、空腹状態からの一気食いを防ぎ、胃の負担を軽減するため、フードを少量ずつ数回に分けて与えてみましょう。
「異物を吐く」を減らす対策
猫の吐く理由を知り、対処していきましょう
吐いたときには、吐いたものと猫の様子をしっかりと観察し、受診する際には嘔吐物も持参しましょう。色や量、匂いといった重要な情報を、獣医師にスムーズに伝えることができますよ。
また、日頃から「吐く」を少なくするための工夫も取り入れていくと、より安心ですね。
下記のリンク記事も、ぜひ参考にしてみてください。
「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医が教える】猫の「危険な嘔吐」「大丈夫な嘔吐」~吐く理由、対処法』(監修:かんもん動物病院獣医師 八木田智洋先生)
文/nishiyuka
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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