猫と暮らす
UP DATE
猫が「ごめん寝」姿勢で窒息しない理由とは?
【第2回】実験「ごめん寝」をやってみた!
猫大好きの息子はまんまと乗って、今年は早々に自由研究のテーマを決めることに成功!気になったことはスケッチしたり写真撮ったり、熱心に観察記録をとっています。
「モモとクリはごめん寝をよくやるけど、あの姿勢で本当に眠れるのかな?苦しくないのかな?」という疑問を調査すべく、実際にごめん寝で眠れるかトライしてみるというのです。
どうなるか、私も興味津々で様子を見ていたら、息子がごめん寝姿勢になったとたん、モモとクリが息子の周りに集まってにゃーにゃー!
どうやら、いつもと違う息子の様子に不安になっているみたい。
「いま実験してるの!あっち行ってて!」と息子が言うと、対抗するかのように、さっきより大きな声でにゃーにゃーにゃー!
結局眠れず、実験は失敗でした。。。
その疑問、
うつ伏せになって寝る「ごめん寝」をしているとき、苦しくないの?
呼吸できているので大丈夫
顔をうずめて一見苦しそうですが、〝ごめん寝〟をするときは、毛の密度が比較的低い足に頭を置いているので、毛のすき間からしっかりと呼吸ができているはず。安心してくださいね。
そのほかの「今日の自由研究」
日頃は仲よしの4匹ですが、朝と夜に飛び掛かるように激しくじゃれるのはなぜ?
いわば〝筋トレ〟のようなもの
朝と夜は本来狩りをする時間なので、その時間帯にじゃれ合いを繰り返すことで筋肉を発達させようとしているのです。
暑いときでもわざわざ暑い場所で日向ぼっこ。大丈夫なの?
暑さに鈍感なので要注意
冬でも長時間日光浴をすると、体調を崩す可能性があるので注意して。
猫の自由研究はまだまだ続きます。お楽しみに!
哺乳動物学者。国立科学博物館にて哺乳類の分類・生態を学ぶ。「ねこの博物館」館長、日本動物科学研究所所長。『おもしろい! 進化のふしぎざんねんないきもの事典』(高橋書店)などの監修本がベストセラーに。
ライター(まとめ・文)/かきの木のりみ
UP DATE