猫と暮らす
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かわいいのは必然だった!? 人が猫を「かわいい」と感じるメカニズムとは
実は、人がどういうときに「かわいい」と感じるかについては、動物行動学者によって研究がされているのです。
ここでは、人が猫を「かわいい」と思うメカニズムと、猫のかわいいポイントをご紹介します。
「かわいい」という感情を生む“ベビースキーマ”
ベビースキーマとは?
これはオーストリアの動物行動学者が提唱した法則性で、相手に「かわいい」と思われる形態のことを指します。この図式が提唱されてから約50年の間に、さまざまな実証実験が行われてきました。
ベビースキーマの構成要素
- 体に比べて大きい頭
- 平坦な顔
- やや下にある大きな瞳
- 丸みをおびた輪郭
- 広いおでこ
- 小さな鼻や口
- 短い手足
どうして「かわいい」と感じるの?
猫のこんなところが人に「かわいい」と感じさせている!
丸い目
小さな口
また「猫の口を横から見ると笑ってるように見える」と、思ったことはありませんか? それは、猫の口は口角が上がっているため。正面から見ると「小さな口」、横から見ると「笑顔」と、猫の口には「かわいい」要素が多いことがわかります。
頭と体のバランス
猫は極端な「なで肩」であるため、体に対して頭が大きく見える傾向に。また、猫は人の足元にいることが多いため、立っている人から見ると、近くにある頭は大きく、遠くにある体は小さく見えるようです。
小さく丸い手
猫の手は、人の赤ちゃんの手のまんまるな形を、肉球は赤ちゃんのムチムチな感触を彷彿とさせます。
「ニャーン」という声も「かわいい」と感じさせる要素?
また「ニャー」という鳴き声は、本来なら子猫が母猫に発するもので、成猫同士のコミュニケーションでは使われていません。しかし、人にかわいがられるために、成猫になっても「ニャー」という声を使い続けるようになったと考えられています。
文/国井
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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