「愛猫に好かれたい」と思い、日々いろんな努力を重ねている飼い主さんは多いでしょう。獣医師の菊池亜都子先生によると、日々のちょっとした心がけをすることで、猫からの好感度がグッと上がるのだそう♪
この記事で、そのポイントを紹介します。
猫に好かれるために心がけたい4つのポイント
「猫に好かれるということは、猫を安心させること」だと菊池先生は話します。そのために心がけたいポイントは、以下の4つだそう。
①いきなり触らず、まずニオイを嗅がせよう
とくに初めて接する猫は、いきなり触られると驚いてしまいます。猫はニオイで情報を得て安心する習性があるので、まずは指を差し出して存分にニオイを嗅がせてあげましょう。
ニオイを嗅がせて、そのまま指でナデナデすると◎
その流れのまま差し出した指で触ってあげると、猫は怖がりにくいです。
②猫が鳴いているなら、まずは返事をしよう
猫が鳴いているときは、子猫気分で甘えていることが多いです。無視しないで返事をしてあげると満足するでしょう。このときの返事の言葉は、何でもOK! ただ、猫を安心させるために、声は優しいトーンを心がけてあげましょう。
③スリッパはやめて、ルームシューズにしよう
猫は騒がしい環境が苦手で、人の足音にも敏感。足音がバタバタとうるさいと、嫌われる原因になってしまいます。
ただ、飼い主さんが常に忍び足にするのは、無理がありますよね。スリッパではなくルームシューズなどの音が出にくい履物にして、できるだけ足音を立てないように気遣うと猫も安心するでしょう。
④食事や排泄をじっと見ないようにしよう
猫は食事や排泄のときは無防備な状態になります。見られることを嫌うので、じっと見るのはやめましょう。
異なる部屋に移動することがベストですが、ワンルームだったりすると難しい場合もありますよね。そのような場合は少しでもいいので距離をとり、携帯電話などを見たりして猫には視線を向けないようにしましょう。
食事や排泄は、1匹でゆっくりできるのがベスト!
食事や排泄の時間は、周りの目を気にせず1匹でゆっくりできる環境を作ってあげるといいでしょう。
以上の4つのポイントは、どれもすぐ実践できるものばかり。ぜひ、心がけてみてくださいね♪
【おまけ】「猫が好む」といわれているものを検証してみた!
ちなみに「ねこのきもち」では、猫が好むとウワサされているものを使い、猫がどのような反応を示すのか検証してみました! 検証結果は下記の通りです♪
ウワサ①:ふわふわした素材の服を着ると好かれる→ホント!
初めは抱っこを嫌がっていた猫。でも、ふわふわした素材の服を着て抱っこをしてみると、猫は落ち着いて目を閉じてしまいました。
菊池先生の解説
「ふわふわした素材は母猫の感触に似ているので、抱っこを嫌がる猫でさえ安心しきって落ち着いたのでしょう。私の愛猫はフミフミをしながらうっとりしますよ」
飼い主さんは、「猫を安心させる」ということ普段から心がけてみてくださいね。ちょっとした心がけで、猫からもっと好かれるかもしれませんよ♪
参考/「ねこのきもち」2019年11月号『できることなら私だって…。どうしてあの人ばかり猫にモテるの!?』
(監修:東京大学附属動物医療センター行動診療科 獣医師 菊池亜都子先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ