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猫がかかりやすい目の病気を知ろう!「結膜炎と角膜炎」

猫に多く見られる目の病気、結膜炎と角膜炎。猫カゼがきっかけで、両方の病気を併発することも少なくないようです。早い段階で治療を開始すれば改善が見られることも多いので、そのサインに気がつくためにも、病気の特徴を把握しておきましょう。

結膜炎ってどんな病気なの?

見上げる猫
getty
結膜とは、まぶたの裏の粘膜と白目の部分のことです。ここが炎症を起こす病気が結膜炎とよばれています。
結膜炎にかかると、結膜が赤く腫れたり、目ヤニが大量に出たり、涙が止まらなくなったりと、さまざまな症状がみられます。猫カゼなどのウイルス性の病気に伴って引き起こされることが大半のようです。

角膜炎ってどんな病気なの?

首をかしげる猫
getty
角膜とは、目の表面を覆っている透明な膜のこと。ここに炎症が起きる病気が角膜炎です。
結膜炎とは異なり、その原因の多くはほかの猫とのケンカなどによるケガ。
痛みが強い病気で、目を開けにくそうにしたり、ショボショボさせたり、涙を流したりといった症状が出るようです。角膜が白く濁ることもあります。

こんな症状が出ていたら要注意!

片手をあげる猫
getty
これらの病気に気がつくためには、その症状を見落とさないことが大切です。
判断しやすい症状のひとつが「目ヤニ」。黄色や緑色の目ヤニ、ドロッとした目ヤニが大量に出ているようなら要注意。血の混じった赤い目ヤニが出ることもあるようです。
また、「涙」も気づきやすい症状のひとつです。結膜や角膜に炎症が起こると、体が目を守ろうと働くため、涙が止まらなくなることが。片目だけの場合も、両目ともに涙が出る場合もあります。

見た目の変化にも注意して!

結膜炎・角膜炎の症状は猫の見た目にも表れます。目の周囲の皮膚が赤くなる、目の一部が赤くなる、白目全体に血管が浮き出て赤くなるなど、目の充血が見られるのもそのひとつ。目に炎症や出血があることを疑いましょう。
また、猫が目を開けにくそうにしている場合も注意が必要。目が腫れる、痛みを感じる、眩しく感じるといった症状があると、猫は目を細めたり、ショボショボさせたりします。
目の異変に気がつくためには、日常的にチェックすることが大切です。毎朝起きたときなどタイミングを決め、先述したような変化がないか確認してみましょう。そこで少しでもおかしいと感じたら、早めに動物病院に相談してくださいね。
参考/「ねこのきもち」2018年2月号『症例写真でよくわかる!猫がかかりやすい目の病気』(監修:獣医師 獣医学博士 東京ウエスト動物病院院長 江島博康先生)
文/kagio
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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