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花粉の季節、愛猫にやってあげたいお顔のケアとマッサージ

べたつきやすく、汚れもつきやすいこの季節、猫の顔の汚れが気になる方も多いでしょう。今回は、猫と触れ合いながらできるお顔の汚れケアと、マッサージの方法をご紹介します。極上のマッサージ&ケアで、花粉の季節も愛猫の健康を守ってあげたいですね。

お手入れを始める前に

並んだ茶トラとサバトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
顔まわりのケアをするときは、基本的に猫の背後から包むように支えてください。正面からケアを行うと、猫が警戒してしまうことがあります。また、ケアを嫌がって猫が後ずさりしてしまっても、背後から支えていると動きを抑えることができますよ。

拭き取りには、人肌程度(36℃前後)のぬるま湯で濡らし、軽く絞った約5cm角のガーゼを使いましょう。皮脂を含む汚れは水よりぬるま湯のほうが取れやすいです。

パーツごとの拭き取りケア

トラ猫の横顔
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
目、耳、あご、それぞれのパーツごとに適切なお手入れを方法を解説します。

目のまわりは「ふやかしてから拭き取る」

大きな目のスコティッシュ・フォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
目のお手入れをするときは、猫の体を腕で挟んで支えつつ、頭を軽くつかむようにして固定してください。その状態で目頭にガーゼを数秒当てて、汚れをふやかしてから拭き取ります。
さらにもう一度目頭にガーゼを当て、眼の下側を縁に沿って滑らせるようにしながら、小さな汚れを拭き取りましょう。

鼻ペチャ猫の涙ヤケはどうする?

涙が乾いて変色する涙ヤケは、ぬるま湯での拭き取りではあまり効果がないことも。
涙ヤケの汚れが付きやすい鼻ペチャ猫の場合は、ぬるま湯の代わりに市販の涙ヤケクリーナーを使ってじんわり落としてあげると良いでしょう。

耳の汚れは「優しくかきだすように」

目を細める猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
耳の汚れを拭き取るときは、頭を支えている手の親指で猫の耳先を軽く引っ張り、耳の穴を見えやすくしましょう。
反対の手にガーゼを持ち、親指でガーゼを耳の中に少し押し入れてやさしく汚れをかき出すように拭き取ります。
ガーゼを持ち替えて、反対の耳も行ってください。体質によって汚れがたまりやすい場合があるので、必要に応じて市販のイヤークリーナーを使うと良いでしょう。

垂れ耳猫の耳のお手入れはどうする?

立ち耳に比べて通気性が悪く汚れやすい垂れ耳は、念入りにケアしてあげたいもの。耳をめくると痛がる場合があるので、耳元(付け根部分)の皮膚を引き上げるようにしてケアを行ってください。

あごの汚れは「毛並みに逆らうようにかき出す」

眠る茶トラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
あごの汚れは、表面に見えなくても毛の根元に入り込んでいることがあります。毛の流れに逆らって、あごの下の方から口元に向かってガーゼで拭き、汚れをかき出してください。
仕上げに毛並みに沿って拭いてあげたら、顔のケアは完了です♪

あごのお手入れはし過ぎもしなさ過ぎもNG

フードのかすなどで汚れやすいあごですが、執拗に拭くのはNG。かといって、汚れを放置しておくと、細菌が繁殖して炎症を起こしてしまうことも。汚れが軽度のうちに、こまめにお手入れしましょう。

むくみを解消するフェイシャルマッサージ

ローラーを抱えるマンチカン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
顔の汚れがきれいになったら、次は老廃物の排出を促してむくみを解消するスペシャルマッサージ。4ステップですっきりシャープな顔をゲットしましょう!

ステップ1.口角から耳の付け根に向かってなでて

親指で、口角から耳に向かってやさしくなでたら、鼻の端、目の下からも同様に行ってください。10回が目安です。

ステップ2.眉間あたりをつまんでやさしく揉んで

親指と人差し指で眉間をつまんでやさしく揉んでください。こちらも10回ほどが目安。
眉間のツボを刺激することで、猫のリラックス効果も期待できます。

ステップ3.両頬をつまんで軽く引っ張って

全部の指で頬の皮膚をつまんだら、約10回、斜め上に軽く引っ張ります。
顔の筋肉をほぐすと、自然と猫の緊張もほぐすことができますよ。

ステップ4.あご下をつまんで下に引っ張って

最後にあごの下のくぼんでいる部分を10回ほど軽くつまんで、老廃物を流すように首の下に向かって引っ張ります。ここを刺激すると、呼吸器の働きを整える効果も。
これでむくみ解消マッサージは完了です♪
すっきり美猫を目指す顔のケアとマッサージ方法を解説しました。コミュニケーションを取りながら、愛猫をきれいにしてあげられるケア&マッサージ。ぜひ試してみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2016年5月号『汚れや抜け毛が気になる季節、愛猫をビューティー&ダンディーに! おうち猫エステしてみませんか?』(監修:ちば愛犬動物フラワー学園講師 花島秀俊先生、かまくらげんき動物病院院長 日本ペットマッサージ協会理事長 石野孝先生)
文/松浦すみえ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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