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愛猫の健康のために。意外と見落としがちな猫のお口のケア。

猫に歯磨きをしたい!と思っても、やり方がわからなかったり、猫が嫌がったりして、実行できていない飼い主さんも多いのではないでしょうか?猫は虫歯になりにくいとも聞きますが、そもそも歯磨きはすべきなのかといった疑問も含め、今回は猫の口腔ケアについてご紹介します!

猫だって歯が命!猫に多いお口トラブル

茶太郎ちゃんのあくび、茶トラ(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は口内が強いアルカリ性であるなどの理由から、虫歯にはなりにくいそうです。しかし、口腔内細菌が原因となる病気にはかかりやすく、予防するためには歯磨きが必須です。
何もせずに放っておくと、歯周病になって歯ぐきに炎症を起こしたり、歯が次第に溶けてしまう病気になったりすることも。また、これらが原因で、細菌が体内をめぐって体調を崩したり、フードが食べられなくなってしまったりするおそれもあります。
猫の命を守るためにも、お口のケアはとても大事なのです!

千里の道も一歩から!お口にタッチから始めよう

まるちゃんの歯磨きトレーニング、アメリカンカール
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

①まずは猫の口まわりにタッチしよう!

猫の歯磨きへの第一歩は、口まわりにタッチするところから。いきなり歯磨きをしようとすると、猫もびっくりしてしまいます。まずは、口まわりや歯のまわりに触れ、少しずつ慣れさせましょう。
猫が触って喜ぶあごの下などから撫で、徐々に口まわりや歯に触っていきましょう。猫がリラックスできる体勢で行い、嫌がる場合は無理をしないことが大事です。また、できそうになったらご褒美としておやつをあげると効果的。はじめは嫌がっていても、ゆっくり少しずつ繰り返すことで、徐々に慣れていきます。

②猫に歯磨きセットを見慣れさせよう

猫は見慣れないものに警戒しやすいため、歯磨きセットに事前に慣れさせておくことも大事です。歯磨きセットを薬箱用のクリアボックスなどに入れ、猫の目につくところに置いておきましょう。
また、慣れてきたら、歯ブラシを与えてみてもよいでしょう。嫌がらないようであれは、噛ませたり、舐めさせたりしてみてください。

③飼い主さんも歯磨きの練習をしよう

歯磨きの手順がわからないまま、慌てて本番に挑めば、猫も警戒してしまいます。飼い主さんも、ぬいぐるみで練習したり、頭の中でシミュレーションしたりして、予行練習をするのがおすすめです。
また、猫の歯の構造を事前に知っておくと、磨き忘れがなくなります。歯のトラブルも発見しやすくなるので、覚えておくとよいでしょう。

④慣れてきたら歯磨きにチャレンジしよう

猫が口まわりや歯のタッチに慣れてきたら、歯磨きにチャレンジしてみましょう!歯垢の除去には、歯ブラシでの歯磨きが一番効果的です。リラックスさせてから、徐々に歯磨きの姿勢をとっていきましょう。
歯ブラシを嫌がるようなら、綿棒や歯磨きシートから始め、慣れてきたら歯ブラシに再挑戦してみてください。

少しずつチャレンジすることが大切!

マンチカンのマーチちゃん、はじめての歯磨き
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫によっては、口まわりへのタッチも嫌がることがあるかもしれません。しかし、猫の健康を守るために、歯磨きはとても大事です。ストレスを与えないように、根気よく慣れさせていき、歯磨きできるようにしていきましょう。
事前に慣れさせ、練習をすることが一番の近道です。愛猫の健康のために頑張りましょう!
参考/「ねこのきもち」2017年1月号『今年こそ、愛猫に歯磨きしたい! 読者の克服ワザも』(監修:フジタ動物病院院長 獣医学博士 日本小動物歯科研究会会長 藤田桂一先生、フジタ動物病院獣医師 山地七菜子先生)
文/いけてぃん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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