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猫にミネラルウォーターはよくない?飲ませるときの注意点

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猫にあげるお水は何をあげていますか?水道水、ミネラルウォーター、ウォーターサーバーなど、販売している水の種類も多い現代ではいろいろ考えられます。猫にとってミネラルウォーターは飲んでも大丈夫なのか、情報が行き交って不安に思っている方も多いでしょう。結論から言うと、日本で生産されているミネラルウォーターは、猫にあげても問題はありません。日本で製造されているのは、だいたいが軟水です。硬水は猫の健康によくないといわれているので、海外産のものには注意が必要です。


監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )

ミネラルウォーターに含まれる栄養素

クローズアップ注ぐ水のボトルとグラスから青色の背景に
Hyrma/gettyimages

ミネラルウォーターには、どんな栄養素が入っているのでしょう。一口にミネラルウォーターといっても、生産される地域や商品によって、含まれる栄養素とその割合は変化します。一般的に共通するのは、ナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルです。猫にとっては、多量にとりすぎるのはよくないミネラルですが、水道水に含まれる塩素やカルキ臭さはないという利点があります。

「硬水」と「軟水」とは

主にカルシウムやマグネシウムのミネラルの多さで、硬水と軟水に分類されます。1リットル中にカルシウムやマグネシウムが120ミリグラム以上入っている水のことを「硬水」、それ以下の場合は「軟水」と呼ばれます。水が岩石層を通ると溶け込みやすくなるのですが、日本はそういう地形ではありません。日本の天然水や水道水は、だいたい100ミリグラム以下ですが、地域によって成分が多少異なります。例えば、鹿児島など、火山灰の多い地域では、シュウ酸の含有量が多いなどの特徴があります。
人間の美容・健康にとっては、硬水が健康に良いと推奨されていますが、猫には軟水が好ましいとされています。

ph値とは

ミネラルウォーターの原材料表示にはph値というのも載っています。ph値は、酸性とアルカリ性の度合いを表しています。ph値が7を中性とし、それ未満は酸性、それ以上はアルカリ性です。猫に適しているのは、酸性でもアルカリ性でもなく、中性なので、中性にあわせられている水道水も猫が飲んでも問題はありません。

硬水のミネラルウォーターには気をつけて

猫と階段
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

猫に適しているのは中性の軟水です。硬水は好ましくありません。日本ではあまり一般的ではないですが、硬水のミネラルウォーターも流通しているので注意が必要です。間違えて一度あげてしまったというくらいなら問題はないですが、毎日飲むお水を硬水にしていると、病気になってしまうリスクが高まります。

含まれているミネラルによって尿路結石になる恐れがある

猫がカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを摂りすぎると、尿路結石になる可能性があります。ただし、海外の猫で、硬水のミネラルウォーターを飲ませていても病気になっていない猫というのも存在しているので、一概にそうだとは言い切れません。ただ、もうすでに尿路結石を患っている猫には、硬水のミネラルウォーターをあたえないほうがいいでしょう。その場合は、獣医師によく相談しましょう。

猫にミネラルウォーターをあたえる方法とその注意点

鼻にミルクが付いた黒猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ミネラルウォーターをあたえる場合は、どんな方法で何に注意すべきでしょうか。ミネラルウォーターは、清潔さを保てるようにこまめに交換することが大切です。自分の猫がどのくらいの水を飲めているか、日々確認しましょう。

猫にミネラルウォーターをあたえる方法

ミネラルウォーターは種類豊富に流通しています。全部同じように見えますが、メーカーによっても成分が違うのはもちろん、同じメーカーで作られていても生産される地域によって成分は変わるというのは知らない人も多いのではないでしょうか。よく成分を確認して、決まった器に入れてあたえたり、自動給水機を活用してあたえたりしましょう。

猫はどのくらいミネラルウォーターを飲むか

猫は基本的にはあまり多く水を飲みません。決まった時間に飲むわけでも、食事と一緒に必ず飲むわけでもないです。気ままな猫のために、いつでもおいしいミネラルウォーターを飲めるように準備しましょう。今は、自動で給水してくれるグッズもあるので、自分に負担がない方法でミネラルウォーターをあたえられます。逆に、急に一度に多くの水を飲みだしたら注意が必要です。毎日どのくらい水を飲んでるかを飼い主として把握できてるといいですね。
また、水を飲む量と合わせて、おしっこの量に気を配ることも大切です。特に、高齢の猫で多いとされる腎臓機能の低下は、まず多飲多尿という形で現れます。両方の量に気を配っておくといいでしょう。

ミネラルウォーターをあたえるときの注意点

ミネラルウォーターは水道水のように塩素消毒されていないので、放置していると雑菌が増えやすくなります。新鮮なミネラルウォーターとこまめな交換が必要です。決まった時間に飲むわけでも、食事と一緒に必ず食べるわけでもないです。気ままな猫のために、いつでもおいしいミネラルウォーターを飲めるように準備しましょう。今は、自動で給水してくれるグッズもあるので、自分に負担がない方法でミネラルウォーターをあたえられます。

猫には軟水のミネラルウォーターをあげましょう。

ミネラルウォーターは、猫にもおいしく飲める水です。猫にとって水分補給は生きていくのに必須なものです。食べものを食べられなくとも3~4週間は生きられますが、水分が一切ないとなると、1週間も生きられません。軟水かどうかを確認したり、こまめに新鮮なミネラルウォーターに交換したりといった注意点に気をつけることは忘れないようにしたいですね。

監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )



監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )
博士(獣医学)東京大学。
所属学協会:日本獣医麻酔外科学会、日本獣医救急集中治療学会、日本麻酔科学会、日本獣医学会、日本獣医師会 / 北海道獣医師会、動物臨床医学会、日本動物病院福祉協会、日本動物リハビリテーション学会
著書:「犬と猫のリハビリテーション実践テクニック―ひと目でわかる理学療法の必修ポイント!!」(インターズー)、「動物医療チームのための痛みのケア超入門(as BOOKS)」(インターズー)など多数。

文/BE
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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