1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 飼い方
  4. 食事・キャットフード
  5. 猫にとうもろこしを与えても大丈夫?実は甘さを好む猫も多い

猫と暮らす

UP DATE

猫にとうもろこしを与えても大丈夫?実は甘さを好む猫も多い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

飼い主が食べているものにペットが興味を示すことはよくあります。かわいいのでついついあげたくなりますが、食べ物によっては猫の健康を損なうものもあります。

とうもろこしは猫に与えても基本的には猫の健康を損なう心配はありません。また、甘いものが好きな猫はとうもろこしを喜ぶこと場合もあります。含まれている栄養も豊富で、猫の健康にもプラスになります。

ただ、猫の体質によってはよくないこともありますし、与え方によっては体調を崩す可能性もあるので気を付けましょう。

ここでは大事な猫に与える際の安全なとうもろこしの与え方、猫の健康にいい栄養素、与える際に気を付けるポイントなどを解説していきます。


監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )

とうもろこしの栄養素

トウモロコシやトウモロコシの耳。
ValentynVolkov/gettyimages

猫が普段食べているキャットフードは、とうもろこしが使われている商品が多いです。とうもろこし以外にも、とうもろこし粉やコーングルテンなども含まれています。

とうもろこしに含まれている主な栄養素は炭水化物です。炭水化物は糖質なので、肉食の猫には、炭水化物の消化は苦手ですが、できないわけではありません。量に気を付ければ問題ないです。

とうもろこしには、不足しがちなミネラルやビタミンも含まれていて、猫の健康状態を改善する効果が期待できます。ビタミンは猫の体内の代謝をスムーズに行うために必要な栄養素で、ミネラルは体液のバランスを保つことや、神経や筋肉を働かせるために必要なものです。

とうもろこしは猫のダイエットにも効果が期待できる

とうもろこしに含まれているビタミンB、カリウムなどは、肥満防止や利尿作用などの効果が期待できます。肥満体型になっている猫にとうもろこしをゆでて与えると、体質改善に効果が期待できます。

とうもろこしを与えることに抵抗がある場合は、キャベツや大根のような野菜を少しずつ与えるのもおすすめですが、キャベツや大根は甘みがないので、猫が好んで食べません。とうもろこしは甘みがあり、喜んで食べるので、猫が苦しくないダイエットができます。

またとうもろこしの薄皮はセルロースという成分ですが、猫の便通をよくする効果が期待できます。とうもろこしは最近便秘気味の猫や、食べ過ぎの猫、お腹にガスが溜まりやすい猫におすすめです。

基本的には与えても大丈夫だけどアレルギーがある猫は注意

ブリティッシュショートヘアのブリちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

キャットフードを接種するようになって、猫は穀類に適応している動物なので、基本的にとうもろこしを与えても問題ありません。ただもともと穀類の消化が得意だったわけではありませんし、毎日与えているキャットフードにとうもろこしが入っていると過剰摂取になる可能性もあります。最初から平均的な量を与えるのではなく、猫の体調を見ながら少しずつあげるのがおすすめです。

また穀類アレルギーやでんぷんアレルギーがある猫にとうもろこしを与えてしまうと、深刻な便秘や下痢になったり、皮膚トラブルを起こしたりしてしまいます。また、とうもろこしは猫の血糖値をあげる作用もあります。血糖値に異常が見られる場合や、病気を患っている場合は猫にとうもろこしを与えないようにしましょう。

穀物アレルギーのある猫にはとうもろこしを与えると危険!

とうもろこしは穀類なので、穀類アレルギーがある猫は食べることができません。猫はもともと肉食なので穀類アレルギーが出てしまうことがありますが、そうした体質の猫にはとうもろこしを与えないでください。

また猫は腸が短いので、植物性の食べ物を消化・分解するのが苦手です。動物病院で穀類アレルギーと診断されていない場合でも、以前穀類を使ったキャットフードを与えて下痢になったり、便秘になったりしたことがある場合は、少量ずつ与えて様子を見ましょう。

今まで穀類アレルギーがなかった猫でも、とうもろこしを与えるようになってからアレルギー症状が出てしまう場合もあります。とうもろこしにはグルテンが含まれており、これが猫にとってアレルゲンとなる可能性があります。

とうもろこしを猫に与える時は量や加工の仕方を知っておこう

MIX黒のくろみくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

粒の薄皮や芯はさけて加熱処理を

とうもろこしを猫に与える場合は、生のままだとよくありません。猫が消化しにくいので、とうもろこしについているひげをていねいに取り除き、しっかりと加熱処理してから与えてください。

またとうもろこしの粒ひとつひとつを覆っている薄皮は、猫ののどに詰まってしまう可能性があります。猫にとうもろこしを与える場合は薄皮を切ることを意識しつつ、細かく刻んでキャットフードの上にのせたり、粒を薄皮と一緒にすりつぶしたりして、猫が消化しやすい状態にしてから与えましょう。

薄皮以外にもとうもろこしを覆っている外の固い皮ももちろん猫にはよくありません。猫が誤って食べてしまわないように気を付けてください。

とうもろこしの芯は栄養がないだけではなく、猫の消化によくないので与えてはいけません。万が一、とうもろこしの芯をたくさん食べてしまった場合は動物病院に電話で相談するか、連れていき診察してもらいましょう。

実は塩分が高いとうもろこしは猫への与えすぎに注意しよう

とうもろこしは甘みのある野菜ですが、塩分が高いです。猫に与える時は塩分の高さを考えて、少量にしておきましょう。具体的には「1日に2~3粒からスプーン1杯分」を目安に与えてください。最初は2~3粒与えて、少しずつ量を増やしていくのがおすすめです。

もともと肉食動物の猫に植物性の食べ物であるとうもろこしをたくさん与えると消化不良を起こしたり、猫本来の体力や能力を維持できなくなったりします。くれぐれもとうもろこしの与えすぎには気を付けましょう。

またコーンスープやポップコーンなどは塩が入っていたり、油を使って調理していたりするので猫に与えるのはよくありません。できるだけ生のとうもろこしを買ってきて、加熱して与えてください。

猫が食べやすいとうもろこしを使ったおすすめレシピ

とうもろこしの処理はみじん切りをして薄皮を細かくすること、加熱することが大切です。下処理をしたとうもろこしを使った猫のためのレシピはたくさんあります。

例えばコーンスープのレシピは、一晩昆布をつけておき、だし汁をつくり、電子レンジでとうもろこしを温めて、みじん切りにします。みじん切りしたとうもろこしを鍋に入れて、沸騰したら昆布を取り除き、最後に少しかつおぶしを入れて完成です。

水分補給をあまりしない猫におすすめですが、あげるときは冷めてから与えてください。また人向けのレシピにとうもろこしご飯がありますが、とうもろこしもご飯も炭水化物なので、栄養が偏る可能性があります。猫にとって栄養バランスが整っているレシピでとうもろこしを調理しましょう。

とうもろこしを猫にあげる時は与える量や加工方法に気を付けて

とうもろこしは猫に与えてもいい食べ物ですし、猫の健康にいい栄養が含まれています。ただ炭水化物の消化が得意ではないので、与える量と与え方に気を付ける必要がありますが、甘いもの好きな猫は喜んで食べます。ただとうもろこしを与えるとアレルギー症状が出てしまう可能性もあるので、気を付けながら与えてください。

生のまま丸かじりさせてしまうと、芯をかじってしまったり、薄皮もそのまま食べてしまったり、避けるようにしましょう。猫にアレルギーや持病がないか確認しておくことや与える量を考えることで、とうもろこしは、猫にとって比較的よいおやつになります。

監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )



監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )
博士(獣医学)東京大学。
所属学協会:日本獣医麻酔外科学会、日本獣医救急集中治療学会、日本麻酔科学会、日本獣医学会、日本獣医師会 / 北海道獣医師会、動物臨床医学会、日本動物病院福祉協会、日本動物リハビリテーション学会
著書:「犬と猫のリハビリテーション実践テクニック―ひと目でわかる理学療法の必修ポイント!!」(インターズー)、「動物医療チームのための痛みのケア超入門(as BOOKS)」(インターズー)など多数。

文/BE
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る