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猫も空気が読める!? 人よりもずっと優れた猫の感覚器のヒミツ

気まぐれに行動するマイペースな猫。気分屋で、まわりの空気を読むことなどないと思っている方も多いのではないでしょうか? 実は、猫は人より何倍も優れた感覚器をもっていて、飼い主さんの様子など、周囲の変化を敏感に察知することもあるんですよ。猫の嗅覚や聴覚の秘密に迫ってみましょう!

“浮気”の際は要注意?聴覚や嗅覚が優れた猫は、空気が読める!

スコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の嗅覚や聴覚は大変優れています。飼い猫は野生猫よりも鈍感だと思われがちですが、実は人が気にしないような些細な変化に反応し、察することができるのです。

例えば、飼い主さんの声のトーンが少し低いとき。猫は「近づかない方がいいのかも……」と判断することがあるようです。

また、嗅覚だけに限定すると、その能力は人の数十倍ともいわれ、ほかの猫のニオイを嗅ぎ分けることができます。そのため、飼い主さんがほかの猫と遊んで帰ると、すぐにバレてしまうことが。猫カフェに行くときは、少し注意してくださいね。

獲物の位置は、ニオイではなく音でキャッチ!

たいがくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
そのほか、猫は優れた聴覚を使って、獲物がいる場所を探すことができます。左右の耳に入る音の時間差によって、獲物のいる場所を正確に把握しているのです。

前方や左右横方向に耳の向きを変えることで、さまざまな方向からの音を確認し、「どこから音が出ているのか」「音源までの距離がどの程度か」などの情報を掴んでいるのですね。

優秀すぎる動体視力で、猫はテレビが“コマ送り”に見える!

ノルウェージアンフォレストキャット
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫はじっとテレビを見つめることがありますが、猫の目に映る映像は、人と同じではありません。

テレビなどで流れる映像は、パラパラ漫画のような数多くの画像の連続で成り立っており、人はそれらの画像を脳で変換し、滑らかな動画映像として認識しています。しかし、猫は動体視力が人よりもずっと優れているため、コマ送りのような画像の連続として捉えているのです。

これは、人の目に追いつかないような素早い映像であれば、猫の目には普通に見えるということでしょうか? とても興味深いですね。
普段はあまり気にすることのない、猫の感覚器の優れた能力。身近にいる猫がピクピク耳を動かしたり、何かをじっと見つめたりしていたら、「何を察知しているんだろう?」と観察してみてはいかがでしょうか?
参考/「ねこのきもち」2017年4月号『知られざる生態が今、明らかに 猫への思い込みを“校閲”(チェック)します!』(監修:理学博士 西南学院大学人間科学部准教授 山根明弘先生)
文/hattori
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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