みなさんは、どんなときに動物病院を訪れますか。病気の治療や予防接種で行くこともありますが、愛猫の体調を相談したいとき、飼い主さんが一番頼りにするのが動物病院かもしれません。今回は、お金と健康管理の観点から、病院との付き合い方について考えます。
動物病院の選び方
愛猫の病院を探すとき、最初に考える条件は「家の近所にあること」ではないでしょうか。しかし家の近所に数件の病院がある場合、何を基準に行く病院を選べばいいのでしょうか。
自由診療だからこそ、費用と内容を見極めたい
そもそも猫の医療は自由診療なので、同じ病気の治療でも、治療費が病院によって違います。治療費は高いけれど、その後のサポートがしっかりしている病院もあれば、猫想いで治療費を安めに設定している病院も。
愛猫のかかりつけ医を探すときは、価格帯やサポート面で飼い主さんが納得できる病院を選ぶことが大切でしょう。そのためにも、近所にいる猫の飼い主さんなどから情報を集めておきたいですね。
受診の頻度の目安は?
言葉で気持ちを伝えられない猫だからこそ、体調の変化は見えにくいもの。愛猫の様子に異変を感じていても、病気の可能性がハッキリ見えないうちは、受診を迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
愛猫の健康と費用を考えると、定期的な受診が必要
病気の治りに関しては、人と同じで、猫も早期発見と早期治療が快復への近道に。猫は自分の体に起きた異変を隠す動物なので、飼い主さんが少しでも不安を感じる場合は、動物病院へ相談に行きましょう。
早期に治療を開始することは、結果として治療費をおさえることにもつながるので、家計にも優しいです。病気を早期発見するためにも、定期的な受診を心掛けましょう。
サプリやノミ・ダニ予防薬はどこで買う?
最近は猫用のサプリメントやノミ・ダニ予防薬などがネットで販売されているため、安くて便利だからと利用している人もいるのではないでしょうか。しかし愛猫の体に大切な予防こそ、極力節約せずに、動物病院で処方された薬を使いたいものです。
猫にあった効果の高い薬を処方してもらうことが大切
サプリメントやノミ・ダニ予防薬も、猫の年齢や体重、既往歴(これまでの病歴)にあわせて使用することが大切。また、動物病院では、効果の高い動物用医薬部外品の薬を処方してくれるので、サプリメントやノミ・ダニ予防薬も動物病院で購入したほうがよいでしょう。
持病の有無にかかわらず、動物病院とは定期的に関わっていくのが理想的。大切な猫の体を託す病院だからこそ、飼い主さんが納得いく病院を見つけてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2019年1月号『猫との暮らしでかかるお金はいくら?CAT計簿』(監修:ファイナンシャルプランナー 大内優さん、Pet Clinic アニホス院長 弓削田直子先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。