寒さが苦手な猫にとって、冬はストレスを感じやすい季節です。体の冷えにより体調を崩すだけでなく、緊張や不安を感じ、心が不安定になってしまう猫も。そこで今回は、シニア猫やデリケートな猫にもおすすめの「ハンドケア」をご紹介します♪ 飼い主さんの優しい手で、猫の心と体を温めましょう!
猫に密着して、なでてみよう♪
猫の体をなでると、血行が促進されて冷えの解消にもなります。手からもぬくもりは伝わりますが、猫に密着しながらなでると、さらに温まりやすく効果的です。ブランケットを膝の上にかけて猫を抱っこしたり、猫にくっついて添い寝したりしてみましょう。
添い寝は、寝ている時間の長いシニア猫にもおすすめです。斜め後ろから猫に寄り添い、背中をトントンするようになでてあげましょう。飼い主さんの温かい体温を感じることで、子猫のような気分になり、リラックス効果も期待できます。
ホットタオルを使って、温めながらなでる♪
ホットタオルを使って猫をなでると、冷えてこわばった体をほぐすことができます。まず、フェイスタオルを40℃くらいのお湯に浸し、かたく絞ってホットタオルをつくりましょう。次に、猫の首の後ろ、腰、足などの冷えやすい部分にホットタオルをあてて、温めながらなでていきます。
温めることで、体がほぐれるだけでなく、猫の健康維持にもつながります。腰を温めれば腰痛解消に、首の後ろを温めれば猫カゼの予防になります。特にシニア猫は、冷えが原因で筋肉もかたくなってしまいやすいので、ホットタオルを使って効率よく温めてあげると◎
触られるのが苦手な猫は、ブランケット越しが◎
飼い猫の中には、手で直接触られるのが苦手だという繊細なタイプも。その場合は、猫の体ににブランケットをかけるなど、ワンクッション置いた状態でなでてみましょう。手の甲を使い、ブランケットの上から猫の背中を優しくなでると、緊張がほぐれてリラックスモードになるでしょう。
飼い主さんの優しい手で、ストレスも解消♪
このように、飼い主さんの暖かな手でなでることにより、猫の体の冷えが解消され、心のストレスの軽減にもつながります。猫にとって飼い主さんは、母猫のように安心できる存在。愛情のこもったハンドケアをして、猫と一緒に寒い冬を温かくのりこえましょう♪
参考/「ねこのきもち」2016年2月号『やさしくなでるだけで、ぽっかぽか♡ 心と体をあたためる カンタンハンドケア』(監修:日本ドッグホリスティックケア協会理事 バランス・ドッグマッサージマスターインストラクター 渡邊めぐみ先生)
文/いけてぃん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。