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動物愛護推進の一環。特産品・会津木綿で猫の首輪を制作

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地域住民と一緒に動物愛護に取り組みたいー…!

写真提供/ハピまるふくしま
譲渡が決まった猫。首には会津木綿で作られた首輪が!

2011年に起きた東日本大震災や原子力発電所事故による被災猫たちを救うため誕生した福島県の「三春シェルター」は、3年前に愛護活動を目的とした「ハピまるふくしま」へと生まれ変わりました。地域住民の動物愛護の精神を育むため、参加型のイベントなどを実施するセンターの様子をご紹介します。

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身近なもので意識向上を図る

福島県動物愛護センター「ハピまるふくしま(以下、センター)」は、譲渡活動とともに、飼い主の適正飼養や責任意識の向上という大切な役割も担っています。
そこで、センターでは動物愛護にまつわるドキュメンタリー映画の上映会を開催。「上映する映画は、動物愛護活動を行うボランティアや譲渡を行う行政、引き取りを希望する飼い主さん、保護された猫たちの様子などが収録されたもの。映画など身近なもので動物の幸せについて考えるきっかけができればと考えています」(センター次長の谷津さん)。

また、福島県庁では「猫の飼い方講習会」を実施。「多くの人に参加していただこうと、日曜日に県内の5つの地域で開催しました。参加した方からは猫の病気や生態について学ぶことができたと好評をいただいています」と話す谷津さん。

写真提供/ハピまるふくしま
猫の飼い方講習会の様子

さらに、地域性を活かした活動も。福島県会津地方の特産品である「会津木綿」を使って、会津支所のスタッフが猫の首輪を制作しています。
「譲渡が決まった猫に着けて、新しい飼い主さんにお渡ししています。私たちが住むこの福島県で保護された小さな命を大切にしてほしいという気持ちが込められています」(谷津さん)。
こうしたさまざまな工夫で住民へのアプローチを続けています。

写真提供/ハピまるふくしま
スタッフが首輪を作る様子。最初は苦戦したミシンの扱いも今ではプロ並みに上達したそう

引き取り数の削減を目指して

福島県は全国の自治体のなかでも猫の引き取り数が多く、とくに飼い主のわからない猫、飼い主のいない猫が全体の8割を占めています。こうした実態は、飼い猫を外に出したり、後先を考えずにノラ猫にゴハンを与えたりなど、一部住民の意識が低いことが原因だと言います。
「一人暮らしの高齢者が入院などの場合は仕方がないのですが、多頭飼育崩壊で手に負えなくなってしまったという理由で引き取り依頼されることも……。その場合は、不妊手術や終生飼養の徹底を促していますが、適正飼養の普及が進んでいないのだと感じます。この課題を解決すべく、今以上に対策を考えていきたいです」と谷津さん。

動物の幸せを願って名付けられた「ハピまるふくしま」。そのさらなる実現のため、今日も課題解決に奮闘します。


猫の適正飼養に関する知識は、飼い主だけでなく地域住民のみなさんにももっていてほしいもの。家族や友人と情報共有をしてみるのもいいかもしれませんね。

参考/「ねこのきもち」2021年4月号『猫のために何ができるのだろうか』
文/carrie-the-cat
※この記事で使用している画像は2021年4月号「猫のために何ができるのだろうか」に掲載しているものです。

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