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顔を地面につけて苦しくないの!? 猫が「ごめん寝」の姿勢で眠る2つの理由
この記事では、猫がごめん寝の姿勢で眠る理由について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫がごめん寝の姿勢で寝る理由2つ
「ごめん寝の姿勢で寝てしまうのは、香箱座りやスフィンクス座りをしている最中に気持ちがよくて眠くなってしまい、顔が地面についてしまったのでしょう。外の猫ではもっと気を張っていないといけないので、このような体勢をとっている場合ではありません。家猫が安全な場所で気が緩んだ末の姿勢だと思います」
「そうですね。また、周囲が明るいためにごめん寝の姿で顔を隠し、まぶしさを避けて寝ている場合もあるでしょう。猫は眼球で光をキャッチする能力が高いため、家の中の蛍光灯や外の日差しをとてもまぶしく感じてしまうのです」
ごめん寝の姿勢で寝ていて、苦しくないの?
「猫は体が柔らかいので、さまざまな姿勢で眠ります。ごめん寝の姿勢で顔を地面につけていても、強く押し付けているわけではないので、それほど苦しいということはないでしょう。もし苦しければ、猫は自分で体勢を変えます。寝ているのであれば、邪魔せずにゆっくり寝かせてあげましょう。
ごめん寝の姿勢をしている猫で、具合が悪いと感じた経験はありません。もし不調であれば、別の姿勢をとると思います」
「具合が悪いときは、急所であるお腹を隠すように丸くなって眠ることがあります。また、足を地面につけたまま、うずくまる姿勢でじっと体を休めることもあります。これは、何かあってもすぐに動けるようにという、猫の野生の本能的な行動です」
「そうですね。猫の体調不良に気づくためには、『今までと違う行動をする』ということが手がかりになることも多いです。そのため、猫が活動しているときだけでなく、休み方や眠り方なども、飼い主さんは日頃から意識して見ておくことで大切です。
もし、いつもは見せない行動や変化が見られたときには、動物病院を受診するようにしましょう」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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