猫と暮らす
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「怖い!」「イヤだ!」の意思表示には特徴がある! 猫が伝える『NOサイン』
……このしぐさ、愛猫からのNOサインだってみなさん知っていましたか?
「怖い!」「逃げたい!」「攻撃するぞ!」など、猫がネガティブな気持ちになったときの感情表現として、NOサインを出します。
それは、しぐさや鳴き声、顔のパーツの動きなど、さまざまなところに表れるのだそう! この記事で、くわしく解説していきます。
猫のNOには、大きく分けて2つのタイプが!
①猫のNOサイン:怖い!→防御モードに
②猫のNOサイン:イヤだ!→攻撃モードに
NOの気持ちのとき、猫はどんな顔?
①耳
②目
③鼻
④ヒゲ
⑤口元
猫からのNOサイン〜怖い編〜
①視線をそらす→負けを認めて怯えている
飼い主さんが叱ると、猫が視線をそらすことがあると思います。「気まずそうでかわいい」などと思いがちですが、怯えているのでやめてあげましょう。
②イヤなことがあったあとに、毛づくろいをする→気分を落ち着かせようとしている
怖いものや苦手なものから逃げたあと、あらためて自分のニオイを自身の体に上塗り。これは、気持ちを落ち着かせるために行っているのです。
③低い姿勢で体を強張らせる→「逃げ」の姿勢で縮こまっている
小さく見せるためにできるだけ姿勢を低くし、すぐにでも逃げ出せる体勢で、相手の様子をうかがっています。
【豆知識】病気のサインの可能性も……!?
たとえば、とくに怖がることがないのに猫が部屋の隅で縮こまっていたり、ふだんは出てくる猫がハウスでじっと動かなかったりする場合は、病気を疑って!
④しっぽを体に沿わせる→体を小さく見せつつ、しっぽの位置を確認
同時に、肛門まわりをしっぽで覆ってニオイを消し、敵から身を守る効果もあります。
⑤シャーと声を出す・うなる→防御の最終手段として、威嚇している
それでも相手が追ってくる場合、隙をつくって逃げるために噛む・引っかくなどの攻撃に転じることもあります。
猫からのNOサイン〜イヤだ!編〜
しっぽを床に叩きつける→不満を感じてイライラ!
苛立ちが募るほどしっぽを大きく上下に動かして、音を立てるほど勢いよく床に叩きつけます。
猫のNOサインへの応え方
必要なお手入れなど、猫が苦手でもやらざるを得ないことは、できるだけ短時間ですませる工夫をしましょう。
愛猫からのNOサインを見逃さず、愛猫が「怖い!」「イヤだ!」などと感じなくてすむように、飼い主さんは日々の生活の中で注意して見てあげましょうね!
(監修:帝京科学大学助教、動物看護師 小野寺温先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ
構成/ねこのきもちWeb編集室
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