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『猫の平熱』は何度? いざという時に役立つ体温の測り方と受診の目安

猫の体温は、人の体温と同じように健康のバロメーターとなるものです。猫の平均体温や測り方について知り、愛猫の健康管理に役立てましょう。

自宅でできる体温チェック法や、体温に異常がある場合の受診の目安もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

猫の平熱を知っておこう

温度計と猫
Alena Vikhareva/gettyimages
猫の平熱は、人よりも2~3℃ほど高い38~39℃といわれています。人と同じように、猫も健康状態によって体温に変化があらわれます。そのため、愛猫の健康管理をするうえで、平熱を把握しておくことが大切なのです。

次の章では、猫の体温の測り方について、2つの方法をご紹介します。

猫の体温の測り方

おとなしく抱っこされるキジトラの虎太郎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

正確な体温の測り方

猫の体温を正確に知りたいときは、肛門にペット用体温計を2~3cmほど差し込み、直腸温を測定します。動物病院で一般的に用いられているのが、こちらの方法です。動物病院での診察や健康診断などの際に体温を測定してもらったら、メモをとって覚えておきましょう。

ただしこの方法は、飼い主さんが自分で行うには少し難しいもの。そんなときに役立つのが、自宅でスキンシップのついでにできる体温チェック法です。

日々のスキンシップでのチェック法

猫が機嫌よくリラックスしているときを見計らって、背後から抱き上げます。猫の背中と飼い主さんのお腹を密着させ、手でお腹を支えながら猫の体温を感じましょう。お腹は毛が薄い部位なので、体温が伝わりやすいはずですよ。

このように、日々のスキンシップで猫の体温を覚えておくと、平熱かどうかを判断する目安になります。月に1度は愛猫の体温をチェックし、異常がないかどうか確かめるとよいでしょう。

猫の体温が「高い」「低い」ときの受診の目安

スコティッシュフォールドのまるくんの猫鍋
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の体温が平熱より高くても低くても、体調に異常があるサインです。体温が高いとき・低いときそれぞれについて、受診の必要がある体温の目安と考えられる病気をご紹介します。

高いとき

猫の体温が平熱より1℃以上高いと、発熱している状態だと考えられます。猫カゼや熱中症、肺血症などの病気にかかっているかもしれません。猫の体がいつもより熱いと感じたら、できるだけ早く動物病院を受診してください。

低いとき

反対に、猫の体温が平熱より1℃以上低いときにも注意が必要です。低体温症や低血圧などになっているおそれがあります。いつもより猫の体が冷たいと感じた場合も、見過ごさずに受診するようにしましょう。
猫は病気になっても人に訴えず、痛みを隠そうとする傾向があります。そのため、体温の異変など病気のサインに、飼い主さんがすぐに気づいてあげることが重要なのです。動物病院での体温測定に加えて、日頃のリラックスタイムにも定期的な体温チェックを取り入れてみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2016年8月号『リラックスタイムに“ついで”にしてみて!触ってわかるヘルスチェック』(監修:聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
文/nekonote
構成/ねこのきもちWeb編集室

※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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