猫と暮らす
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歯ブラシでの歯磨きが難しい猫におススメ お手軽!4つのオーラルケア習慣
手軽なケアを続けるのが 口内の健康維持の近道に
「6割近くの飼い主さんが何らかのケアをしているとは、意識が高い! と感心しました。3才以上の猫の約8割がお口に健康課題をもっているといわれています。オーラルケアが苦手にならないよう、まずは無理なく手軽にできる方法を見つけて、口内の健康維持を目指しましょう」(田草川先生)
おやつ&フードをカミカミ習慣
口元に触れられない猫におすすめ
「口に触れられるのを嫌がる猫のケアにいいでしょう。わが家もオーラルケア効果の望めるフードをおやつとして与えています。ただし、与え過ぎないように、おやつタイプなら一日に必要なカロリーの10%以内にとどめ、主食のフードを減らして調整しましょう」(田草川先生)
指みがきでキュッキュ習慣
優しく歯をこするのがポイント
「専用シートなどで歯を直接みがくので、歯垢を除去する効果が期待できます。注意したいのは力を入れ過ぎないこと。歯ぐきを強くこすり過ぎて、出血させてしまうケースがあります。やさしく行って、猫が嫌がる前にやめましょう」(田草川先生)
液体をペロペロ習慣
猫好みの味付けで自らなめたがる
「歯みがきペーストなどは、猫の好きな味付けになっているので、好んでなめたがる猫もいるでしょう。そのことが口周りを触れるきっかけとなり、指みがき訓練につながるケースもありそうです」(田草川先生)
フード&水にプラス習慣
多忙な飼い主さんでもラクに続けられる
「水に垂らす液体のアイテムを試したことがありますが、風味に変化はないようで、愛猫たちも気にせず飲んでいました。猫の好みに左右されにくいので、どんな猫にも使える点がメリットでしょう。飼い主さんがラクな点もいいですね」(田草川先生)
参考/「ねこのきもち」2021年9月号『お手軽アイテムでわが家のオーラルケア習慣』(監修:聖母坂どうぶつ病院副院長 田草川佳実先生)
文/ハナマサ
撮影/尾﨑たまき
※この記事で使用している画像は2021年9月号「お手軽アイテムでわが家のオーラルケア習慣」に掲載されているものです。
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