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毛布や首輪が原因のことも 猫の「接触性皮膚炎」を獣医師が解説
猫の皮膚炎はさまざまありますが、「接触性皮膚炎」というものがあるのを知っていますか?
この記事では、猫の接触性皮膚炎の症状や原因、対処法などについて、ねこのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
この記事では、猫の接触性皮膚炎の症状や原因、対処法などについて、ねこのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
猫の接触性皮膚炎とは?
——猫の接触性皮膚炎とはどのような病気ですか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「接触性皮膚炎とは、皮膚に接触する物質に対してアレルギー反応を起こすことにより、皮膚症状を呈することをいいます。皮膚の赤みや腫れ、痒みや脱毛を呈します」
「接触性皮膚炎とは、皮膚に接触する物質に対してアレルギー反応を起こすことにより、皮膚症状を呈することをいいます。皮膚の赤みや腫れ、痒みや脱毛を呈します」
——体のどの部位に反応が出やすいのでしょうか?
獣医師:
「アレルゲンとなるものが皮膚に直接接することにより起こるので、毛の薄い腹部や股などに症状が出やすいといえます。
日常的にそうした体の部位に接するものというと、たとえば毛布や寝床などの猫の環境中にあるものや、首輪が原因となることもあります。
アトピー性皮膚炎の猫は接触性皮膚炎にもなりやすいといえるので、注意が必要でしょう」
「アレルゲンとなるものが皮膚に直接接することにより起こるので、毛の薄い腹部や股などに症状が出やすいといえます。
日常的にそうした体の部位に接するものというと、たとえば毛布や寝床などの猫の環境中にあるものや、首輪が原因となることもあります。
アトピー性皮膚炎の猫は接触性皮膚炎にもなりやすいといえるので、注意が必要でしょう」
猫が接触性皮膚炎になったときの対処法は?
——接触性皮膚炎になった猫には、どのような対処が必要なのでしょうか?
獣医師:
「まずは、皮膚炎の原因となっているものを見極めることが必要です。原因がわからない場合は、症状の見られる部分に頻繁に接触するものを変更して、症状の軽減が見られるかを観察しながら判断します。
そのほか、アトピー性皮膚炎の治療に準じて、かゆみ止めの治療、環境の清浄化、シャンプーなどで対応をします」
「まずは、皮膚炎の原因となっているものを見極めることが必要です。原因がわからない場合は、症状の見られる部分に頻繁に接触するものを変更して、症状の軽減が見られるかを観察しながら判断します。
そのほか、アトピー性皮膚炎の治療に準じて、かゆみ止めの治療、環境の清浄化、シャンプーなどで対応をします」
猫の接触性皮膚炎の予防法は?
——猫の接触性皮膚炎の予防で大切なことはなんでしょうか?
獣医師:
「たとえば…
「たとえば…
- 環境を清潔に保つこと
- 日頃からブラッシングをして被毛の清潔を保つこと
- 愛猫の体を観察すること
が予防としてできるでしょう。皮膚炎を予想することはできませんが、これらの対応により、症状が出た際にも速やかに対応ができるでしょう」
愛猫の皮膚に赤みや腫れ、痒みや脱毛などの症状が見られる場合、接触性皮膚炎などなんらかの皮膚炎を患っている可能性があります。動物病院を受診するようにしましょう。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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