スマートフォン(=スマホ)で撮影するメリットは、なんといっても画質のきれいな写真が手軽に撮れること。さらに、警戒心の強い猫でも気になりにくいコンパクトサイズなので、愛猫の撮影や自撮りするにはもってこいです! 愛猫との幸せなひとときを収めたら、きっと素敵な思い出になりますよ。
撮影する前の3つの準備
1.愛猫にスマホの存在を慣れさせましょう
ふだんから猫がよくいる場所などにスマホを置いておきましょう。猫にスマホの存在を慣れさせることができるうえに、撮りたいタイミングですぐにスマホを手に取れます。
2.スマホの持ち方をマスターしましょう
スマホを横にして持つ場合は人差し指と小指で挟み、縦にして持つ場合はスマホの底辺に小指を添えると安定させやすいです。シャッターは親指で押します。
3.猫への近付き方をマスターしましょう!
猫が寝ているときは、音を立てないように近付きます。起きているときはそっと後ろから近付いて。近付くときはスリッパを履かないのが基本。
膝にのっているとき
1.猫の脇の下に腕を通して安定させ、腕を伸ばして上から撮る。
膝の上でくつろいでいる場合は抱っこに切り替えられるチャンス。カメラを持っていないほうの腕で猫の脇を抱えれば、自然と抱っこができるようになります。また、上から撮ると人と猫の大きさのバランスがよくなり、さらに撮影する範囲も広がります。腕を上に伸ばし、画面を見ながらバランスよく自分と猫をフレームに収めましょう。
2.液体タイプのおやつを顔に付ければ“顔ペロ”ショットに
猫がおやつ好きなら、チューブタイプの液状おやつなどを自分の顔に少し塗り、猫が顔をなめたタイミングを狙って撮影すると、仲よしショットがゲットできちゃいます!
猫がくつろいでいるとき
1.低い位置のときは、体を倒して同じ高さに。スマホは床置きで安定さえて
体高の低い猫と同じフレーム内に収めるには、寝そべって撮るのがグッド。ゆっくり背後から近付き、猫の横で体を倒して体高を合わせたら、スマホを床に置いて安定させて撮って。
2.高い位置のときは、同じ目線に立って少し上から撮影してみて
猫が猫タワーなど高い場所にいるときは、猫の動きが制限され、絶好のチャンス。猫の高さに合わせて立ち、あごを軽くなでたら、猫は一瞬上を向くので、そのすきに少し上から撮影を!
3.猫と同じしぐさで仲良し感UP!
猫が目をつむっているなら、目をつむる。自分のほうを見ているなら自分も猫を見るなど、猫の表情や行動にシンクロさせりと仲良し感がアップしてかわいい写真が撮れますよ!
雰囲気よく撮るコツ① 光を味方につける!
1.晴れた日の昼間に撮影を!
カーテンを開け部屋を自然光で満たしてから撮影すると、明るい印象の写真になるのはもちろん、猫の毛の質感まで美しく写ります。晴れた日の日中はとくに光量があるので撮りやすいですよ。また白いものを猫のまわりに置くとより明るい印象の写真に。
2.撮影前に明るさの調整をする
ひなたぼっこなどで窓際にいることが多い猫を撮るときは、逆光になりがち。しかしスマホカメラの多くは明るくしたいところをタップする(押す)と自動で光の調整をしてくれるので、表情まできれいに撮れます。
3.フラッシュ機能をオフにして撮影する
暗いところで撮ると。自動的にフラッシュモードになる場合が多いので、設定をオフに。フラッシュの光が猫の目に反射せず、暗いところだと猫は黒目がちになってかわいく撮れます。写真が暗いなら撮影後でも加工できる明るさ調整を利用しましょう。
雰囲気よく撮るコツ② シャッターチャンスをつくる!
1.目線を合わせたいときは、カメラの近くでかすかな動きや音を出して!
よくありがちなのが猫の目線が合わないこと。複数匹を一緒に撮ると、お互い違う方向を向いていたり。そんなときは、ペンやティシュなどをかすかに動かして。猫が“!?”と目を向けた瞬間を狙って撮ってみて。おやつなど猫が大好きなものだと、手元まで寄ってきてしまうので注意!
2.ワンパターンの表情になってしまうときは、猫の1日の行動を観察して!
猫の1日の行動を観察していると、次にしそうな行動がなんとなくわかるようになります。食後はあくびや毛づくろいをすることが多いので、いつもと違う表情を撮るには絶好のタイミングですよ!
3.複数匹を一緒に撮るときは、箱やかごで猫を集めて!
撮影したい場所に何個かかごを並べておくと、いつの間にかみんな入ってゆったりし始めます。一度入るとなかなか出てこないので、声を掛けたりおもちゃを振ったりしてカメラ目線の写真をじっくり狙えますよ!
雰囲気よく撮るコツ③ 写真がぶれないよう表情や動きを逃がさない!
1.顔にピントを合わせてスタンバイする
表情の変化を狙いたいときは、先に顔にピントを合わせて待ちます。お目当ての表情をした瞬間にピントが合ったままシャッターを押せるので、きれいに撮影できますよ。
2.動いた瞬間から連写して
ジャンプしている瞬間など、ブレやすい時は、1枚を狙うよりたくさん撮って選ぶのが秘訣です。先に猫にピントを合わせておき、動いた瞬間に連写して。連写の方法はシャッターを長押しする、連写機能に設定するなど、機種によって違うので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
雰囲気よく撮るコツ④ おしゃれな演出をする!
1.季節感のある小物と一緒に撮影する
インスタグラムなど、人に見せたい写真は壁にシールを貼るなど、背景を工夫します。また季節感のあるものを猫の近くに置くと、記念写真っぽくなっておすすめ。猫が嫌がらなければ、短時間でも被り物にトライしてみても。
2.生活感がでないように、シンプルな背景を広くみせる
生活感が出てしまうのは、猫以外のものが写ってしまうから。壁をバックにしたり、猫を上から撮影したりすると、ものが写り込みにくく、すっきりした写真になります。背景にわざと余白をつくるとよりおしゃれに。
撮ったあとからできる 簡単加工法
1.暗い写真も自在に明るくできる「明るさ調整」
じつは写真の明るさは撮影後でも調整可能。暗い場所で撮影した写真や逆光の写真を明るく、反対に、明る過ぎる写真を暗くすることもできます。
2.見せたい部分だけカットできる「トリミング」
トリミングとは写真の一部を切り取ること。見せたくない部分をカットしたり、逆に見せたい部分をアップにして切り抜くことができます。
3.斜め写真を修正できる「角度調整」
90度刻みの調整だけでなく、細かい角度の変更が可能です。撮ったとき少しななめになってしまった写真も、水平に直せます。
4.写真の雰囲気をよりおしゃれにできる「フィルター」
フィルター機能とは、写真のテイストをワンステップで変えれる機能。何種類かあるので、「こんな写真にしたい」というイメージに合わせて選べます。
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