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【獣医師が解説】愛猫の看取り 最期を迎えたときにできること
どんな動物にも必ず訪れる死。病気や加齢により衰弱した愛猫が安心して最期のときを過ごせるよう、飼い主さんにできることはあるのでしょうか? 亡くなる直前の様子や愛猫のためにできることを、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えてもらいました。
亡くなる前の様子
亡くなる直前の猫は、意識が消失し、浅い呼吸と深い呼吸、呼吸停止のサイクルを数十秒から数分間隔で繰り返す、チェーンストークという呼吸になります。このような様子が見られたら、愛猫の最期が近いと思うべきでしょう。
最期のとき、飼い主さんにできること
最期を迎えた愛猫のために飼い主さんにできることは、可能な範囲で一緒にいて、触れ合える時間をとることです。そのときに、たくさん話しかけてあげてください。
笑顔でプラスの言葉をかけてあげる
猫にとって飼い主さんは「ずっと一緒にいた存在」なので、飼い主さんの感情を敏感に受け取るでしょう。愛猫の最期を感じると悲しい気持ちになるのは当然のことですが、できるだけ笑顔でプラスの言葉をかけてあげたいですね
不安があるときは獣医師に相談
愛猫には少しでも苦痛を感じないように過ごしてもらいたいですが、そのためにはどうすればいいのか、わからないことや不安な気持ちに直面することもあるかもしれません。そんなときは動物病院に連絡し、まずは相談するとよいでしょう。その上で、必要に応じて受診や往診を検討しましょう。
旅立ちのあとで後悔しないために
愛猫が旅立ったあとで後悔しないためには、家族でどのような治療方針にするかきちんと話し合うことが大切です。不安や疑問点があれば、随時、担当の獣医師に相談しましょう。
残された時間がわずかだから、精一杯の愛情を注いであげたいですよね。愛猫が最期のときを穏やかに過ごせるよう、自分にできることを考えてみてください。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/小崎華
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/小崎華
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