猫と暮らす
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人との違いは? 知っておきたい猫の「がん」 診断に時間がかかることも
がんとはどういう病気?
主な症状は以下のとおりです。
・体にしこりやできものができる
・食欲の低下と、体重の減少
・下痢や嘔吐が続く
治療方法もがんの種類や病状によって違いますが、腫瘍の切除を行う外科手術、腫瘍を小さくするために行う放射線療法、抗がん剤などの薬を使用する化学療法が一般的です。
シニア猫のほうががんの発症リスクが上がる
中でも血液のがんである「リンパ腫」は、8~10才頃から発症する猫が増える傾向に。内臓だけでなく、皮膚やリンパ節などあらゆる部位に症状が現われるため、日頃からスキンシップを欠かさず、指で全身を触りながらしこりなどの異常がないかチェックする習慣をつけましょう。
また、がん細胞の増殖によって、体重が急激に減少することもあります。月に1回程度は体重計で愛猫の体重をチェックし、前回と比べて10%以上体重が減少していたら、すみやかに動物病院を受診しましょう。
がんは、健康診断で発見できるケースも少なくありません。愛猫がシニアになったら、半年に1回程度は健康診断を受けるようにしてくださいね。
がんと診断されるまでには時間がかかる場合がある
細い針で細胞を採取して検査をする細胞診検査は、有効な結果が1回で出ず、複数回検査を行わなければならないケースも。病気や病状によって必要な検査が異なり、結果が出るまで時間を要する検査もあるため、正確な診断が出るまで一定期間待たなければならない場合もあるのです。
参考/「ねこのきもち」2021年2月号『ねこに多い病気、そこが知りたい!』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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