猫と暮らす
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愛猫の「イヤ!」のサイン?噛む・引っかく前に理解すれば解決!
「抱っこはイヤだニャ!」というサイン
もともと、猫は身体を自由に動かせない「抱っこ」に苦手意識を持っています。そんな中、不安定な抱っこや姿勢の悪い抱き方をされると、不快感から暴れて逃げようとします。そのときに噛まれたり、引っかかれたりするというわけです。
正しい抱っこは、四肢と下半身をしっかり固定し、猫と飼い主さんとの間を作らないようにすることです。ピタッとくっつくことで安定し、安心感も生まれ、猫も落ち着きます。
しっぽをピンと立ててすり寄ってきたときが「抱っこして」の合図ですので、この時に抱っこしてあげましょう。嫌がって逃げようとしたら、そっと離してあげるのも、愛猫と良好な関係を築く秘策です。
「これ以上、触らないで欲しいニャ!」のサイン
愛猫の方から寄ってきたから、ヨシヨシヨシ…と可愛がっていると「イタタ!」、噛まれたり、引っかかれたりと攻撃を受けることも。「遊んで欲しくなかったの?」と疑問に思ってしまいますが、猫にも攻撃する理由があります。
猫自身も撫でられることは好きなのですが、撫でられすぎると、嫌がる傾向があります。スキンシップを長くとり過ぎると、「もう止めて!」という意味で噛みつくことがあるそうですので、ストレスにならないよう、適度なところで止めると良いでしょう。
目安としては、猫のしっぽがパタパタ…と動き始めたらイライラしてきた証拠なので、飼い主さんの方からスキンシップを止めてください。また、猫をなでるときは毛並みにそって、指先で優しくなでましょう。自分で毛づくろいのできない顔まわり、おでこや後頭部、鼻筋、顎まわりをなでられるのを好みます。猫が喜ぶ部位を優しくなでてください。
過干渉すぎない間柄がストレスフリーな関係に
可愛い愛猫だからこそ、いっぱい遊びたいし、抱っこもしたい!それでも、猫にとっては過度のスキンシップはストレスとなってしまいます。イライラとしたときについ攻撃してしまうのは猫の本能的な部分もあるため、飼い主である私たちがそのストレスに気付いてあげましょう。
お互いに程よい距離を保って、猫から「かまって!」とすり寄ってきたときに愛情を注ぎましょう。愛猫の態度を見て、かまって欲しいとき・ほっといてほしいときを見極めてくださいね。そうすれば、お互いの関係も良好なものになるでしょう。
文/ICHINOKI
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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