データ1:<体温>
抱っこしながら体温チェック!
成猫の平均体温は38~39度と、人間より少し高めです。動物病院では、肛門に体温計を入れて直腸で測りますが、飼い主さんにはなかなか難しいもの。そこで活用したいのが愛猫との日々のスキンシップです♪
そっと背後から抱き上げ、猫の背中と飼い主さんのお腹を密着させ、手で猫のお腹を支えてチェックをします。月に1回を目安にし、愛猫の体温を抱っこでチェックしてみましょう。
体温は高くても低くても注意を!
猫の体温は高くても低くても、平熱より1度の差があれば体調不良のサインです。高い時は猫カゼや熱中症、低い時は低体温症や低血圧など病気の疑いもあるので、感覚値で体温に変化が見られるときは早めに受診をしましょう!
データ2:<心拍数>
心拍数で病気をチェック!
個体差が大きい心拍数ですが、1分間に250回以上の場合は、心臓の病気かもしれません。愛猫のおおよその心拍数を把握しておきましょう。
猫の脇の下から手を入れ、指で心臓の鼓動をカウントします。15秒間カウントし、4を掛けた数値が1分間の心拍数となります。心拍数のチェックは月に1回を目安に行いましょう。運動をしたり興奮したりしている時は心拍数が上がってしまうので、チェックをする時は必ず安静時にしてくださいね。
データ3:<体臭>
異臭がしたら病気のサイン!?
月に1回から2回ほど、愛猫のニオイを嗅いで体臭のチェックをしましょう!異臭を感じたら、それは病気のサインかもしれません。愛猫のニオイは次のポイントを抑えてチェックしてみましょう!
体臭をチェック!
被毛に顔を埋め、全身の体臭を嗅ぎます。尿や便のニオイが強い時は、神経異常や下痢の恐れが…。また、膿くさい時は、ケガで傷ついている部分が化膿しているケースがあるので要注意です。
耳のニオイをチェック!
猫の耳をめくり、中のニオイを嗅ぎます。悪臭がする場合は、外耳炎で耳垢が溜まっている疑いがあります。耳のニオイを嗅ぐときは、愛猫の首の下を優しくつかむようにして支えてあげると、チェックしやすくなりますよ!
口臭をチェック!
口臭は、猫の口元に飼い主さんの鼻を近づけてチェックを行います。フード以外のニオイがした時は、歯周病か内蔵系の病気にかかっている恐れがあるため、かかりつけの動物病院に相談することをおススメします。
以上、愛猫のデータチェック方法をご紹介いたしました。異常があった場合にすぐに対処できるように、普段から愛猫の身体をヘルスチェックしておきましょう♪
出典/「ねこのきもち」16年8月号『触ってわかるヘルスチェック』
文/aiko
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。